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ラグビー

「日本でもボスであることを示した」トップリーグで実現した師弟対決は師匠に軍配!プロデビューに導いた弟子に引導

THE DIGEST編集部

2021.05.17

引退を発表したリード。最後の試合の相手は、かつての恩師ディーンズHC率いるパナソニックとなった。 (C) Getty Images

引退を発表したリード。最後の試合の相手は、かつての恩師ディーンズHC率いるパナソニックとなった。 (C) Getty Images

 ラグビートップリーグは5月15、16日にプレーオフの準決勝が行なわれ、パナソニックがトヨタ自動車と、サントリーがクボタと対戦した。

 トヨタ自動車に所属するキーラン・リードはスーパーラグビー、マイケル・フーパーは豪州代表でそれぞれパナソニックのロビー・ディーンズHCの指導を受けた経験がある。そのため、この一戦は「師弟対決」として、開催前から海外メディアの注目の的となった。

 試合は中盤までは両チーム互いに譲らない接戦に。その後、パナソニックがラスト20分で4トライを奪い、48-21で勝利した。

 豪紙『The West Australian』は、パナソニックの勝利を受け、「ディーンズ氏は、日本でもボスであることを示した」と名将の手腕を評価。また、「かつての“部下”たちの日本での活動に終止符を打った」と、リードが現役引退を表明し、フーパーも退団が濃厚となった状況を表現した。
 
 リードにとってディーンズ氏は、2007年、クルセイダーズでプロデビューした際のHC。NZ代表キャップ128試合、W杯優勝2回のレジェンドは、奇しくもキャリアのスタート時に師事した恩師に引導を渡される形となった。
 
 世界屈指の選手や指導者が集い、熱い戦いが繰り広げられたトップリーグも残すところ1試合になった。パナソニックは、23日の決勝でクボタを下したサントリーと対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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