レジェンドがリベンジに燃えている。

【井上尚弥PHOTO】20勝17KO無敗の最強王者！世界が恐れる"モンスター"の厳選ギャラリー

　昨年11月の38歳となった世界５階級制覇王者のノニト・ドネア（フィリピン）は、今月29日に行なわれるWBC王者ノルディーヌ・ウバーリ（フランス）戦への最終調整に入った。

　そんななかで、米ボクシング専門メディア『Boxing Scene』の取材に応じたレジェンドは、WBA＆IBF世界バンタム級統一王者である井上尚弥（大橋ジム）との再戦に口を開いた。

　一昨年の対戦で“モンスター”に０-３の判定負けを喫したドネアだが、「俺には誰もが認めるバンタム級チャンピオンになるという夢がある。それは38歳の俺にもできると思うんだ」と自身の野望を明かすと、「まず５月29日にウバーリと戦う。その後はイノウエとの再戦を狙って、残りのベルトを集めることは間違いないね」と断言した。
  　また、最近は年齢に応じて「いろいろと変えなければならないことがあった」といい、食生活やトレーニング内容を見直したという。その結果、現在は「感覚がいい。この調子でいけば、あと５年か10年は戦えると思う」と自信満々のドネアは、直前に迫る一戦に向けて次のように力を込めた。

「今後もいろいろなことを成し遂げたいけど、まずは５月29日に自分の力を見せつけないとね。素晴らしい試合をして、俺がウバーリよりも強いことを証明する準備は万端だし、絶対にノックアウトと信じているよ」

　一方の井上は６月19日に、ラスベガスのバージン・ホテルズ・ラスベガスで、IBF１位のマイケル・ダスマリナス（フィリピン）との防衛戦に臨む。下馬評では“モンスター”の圧倒的優位という見方が強いなかで、どんな戦いを見せるのか。そのパフォーマンスに大きな注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部