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モータースポーツ

角田裕毅のモナコGP“採点”は軒並み低調…「貧相なショー」などの酷評の一方で「最速ラップ」への評価も

THE DIGEST編集部

2021.05.25

Q1敗退の16位スタートとなった角田は、抜けないモナコの洗礼に遭って16位のままレースを終えた。(C)Getty Images

Q1敗退の16位スタートとなった角田は、抜けないモナコの洗礼に遭って16位のままレースを終えた。(C)Getty Images

 自身初体験のモナコ・グランプリで16位フィニッシュとなったスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。狭いコースとオーバーテイクがほぼ不可能なコース特性という、伝統の市街地レースの洗礼を受ける形で、厳しい週末を送ることとなった。

「少し賭けに出た戦略もうまく機能せず、ペースがあっても、追い抜くのが難しいことを実感したモナコでした」と自身でもネガティブに振り返ったこのレースでのパフォーマンスについて、各国メディアも厳しい捉え方をしている。

 各ドライバーを採点形式で評価した専門メディアでは、まず『planetf1』が10点満点中の「4」で、これはダニエル・リカルド(マクラーレン)と並んで最低だった。また、寸評でも以下の通り、厳しい内容が続いている。

「過去にどのカテゴリーでもモナコで走ったことがなかった彼の“ショー”は貧相なものだった。予選Q1で脱落し、決勝もスタートで順位を落とすなど、状況は悪化の一途を辿った。完走したことは良かったが、チームメイトであるピエール・ガスリーの6位という成績と比べると、ポジティブな点が見つからない。レッドブルのヘルムート・マルコ顧問も苛立ちを見せ始めており、ルーキーは今後、より良い走りを見せる必要がある」
 
 単独での最低評価としたのは『CRASH』で「3」。寸評では「このレースでの、もうひとつの“圧倒的なパフォーマンス”」と皮肉った後、「ルーキーは公国でのレースで快適さを味わうことはなかった。フリー走行2回目(FP2)でガードレールにヒットしたことにより、彼の自信は打ち砕かれ、決勝ではウィリアムズの両ドライバーに打ちのめされた」と酷評している。

 5点を与えた『F1i.com』は、「鳴り物入りでF1に到来し、開幕戦プレシーズンテストやバーレーンGPでポテンシャルの高さを示した頃のことを覚えているだろうか?」と現状との差を強調し、「ハードタイヤでのスタートというチームによる戦略は、ランス・ストロール(アストンマーティン)には有効だったが、角田には荷が重すぎ、グリップを失った彼はウィリアムズの先行を許し、以降は何もできず、自身の運命を封印した」と綴った。
 

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