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格闘技・プロレス

「苦しいけど気持ちだよ」コロナから復帰したタイチが、ザックとのタッグでIWGPタッグ王座奪還!【新日本】

どら増田

2021.06.02

大熱戦の末、タイチ(左)とザック(右)が王座奪還に成功した。(C)新日本

大熱戦の末、タイチ(左)とザック(右)が王座奪還に成功した。(C)新日本

 6月1日、新日本プロレスの新シリーズ『Road to DOMINION』は東京・後楽園ホールで開幕した。

 メインイベントでは、IWGPタッグ選手権試合、チャンピオンチームのタマ・トンガ&タンガ・ロアのG.o.Dにタイチ&ザック・セイバーJr.が挑戦した。5.3福岡国際センター大会でのアイアンフィンガーフロムヘル争奪戦で、タマとの壮絶ラダーマッチを制したタイチ。そして、パートナーのザックもIWGPタッグ王座挑戦権争奪戦でタンガのパワーに圧倒されながらも、最後は横十字固めで逆転勝利を収め、挑戦権を奪取。今回の唯一の前哨戦となった5.26後楽園大会では、G.o.DがスーパーパワーボムでDOUKIをマットに沈めると、試合後にはマジックキラーでザックをKOしている。復帰戦でいきなりタイトルマッチの大一番を迎えるタイチがどんな闘いをするのか注目された。

 タイチ&ザック組には、あべみほが477日ぶりに帯同した。レフェリーの指示でバレットクラブの邪道、鈴木軍のDOUKIが下がりセコンド抜きで始まったタイトルマッチは、G.o.Dがあべみほを人質に取りペースを握る。だが、タイチ&ザックも意地を爆発させて徹底抗戦。いつものように介入してきた邪道と外道の乱入をDOUKIが排除すると、試合は一気に佳境に入る。

 ガンスタンで飛びかかってきたタマを、ザックがスリーパーで捕獲。そのまま突き飛ばすと、タイチがジャンピングキックでタマの動きを止め、最後は天翔ザックドライバーにつなぎ3カウント。タイチ&ザック組が大熱戦を制し、王座奪還に成功している。
 
 試合後、欠場明けだったタイチは「苦しかった。苦しいよ。こんなによ。だけど、気持ちだよ。俺はザックとの約束を果たすためにどうなってもいいと思った。俺らが最強だろ。この先も俺とザックが中心になってやっていくから、オマエら、分かったか?」とマイクで大会を締めた。

 バックステージで、タイチらは「声ももう枯れたわ。ずっと声も出してねぇもん。おかしくなっちまったよ。頭痛い。なんだよ。どうなるかと思ったよ。体よりやっぱり気持ちだな。やるっていう気持ちとザックとの約束と。だから、(コロナに)感染しているヤツが世界中にいっぱいいると思うけど、不安な気持ちで負けたってなる気持ちもわかるけど、それを一歩乗り越えたらまた強くなるんじゃねぇか、全員。今日の俺みたいにな」と自身の体験も踏まえてコロナ患者に対してエールを送った。
 
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