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「勝手な行動は許さない!」“悪質いじめ”で揺れる双子妹のギリシャ移籍を韓国協会も所属クラブも断固否定!

THE DIGEST編集部

2021.06.12

いまだ出場停止中の双子姉妹。妹のイ・ダヨンは新たな活躍の場をギリシャに求めたようだが……。(C)Getty Images

いまだ出場停止中の双子姉妹。妹のイ・ダヨンは新たな活躍の場をギリシャに求めたようだが……。(C)Getty Images

 韓国バレーボール界を揺るがした双子姉妹が、新たなニュースを提供した。

 現地6月11日、トルコのスポーツメディア『CAAN』が公式サイト上に速報記事を掲載。韓国女子バレーボール代表で、興国生命ピンクスパイダースに所属するセッター、イ・ダヨンの海外移籍が決まったと報じたのだ。

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 新天地はギリシャの名門PAOKで、同メディアは「クラブとイ・ダヨンは1年契約を結んだ。ギリシャでプレーする初のバレーボール選手で、まさに歴史的な瞬間だ」と伝えている。

 これを受けて、寝耳に水だったのが興国生命と韓国バレーボール協会だ。興国生命は「選手との契約は6月30日まで残っている。その先のことはなにも決まっておらず、海外移籍を決めるなどという勝手な行動は許されない」と報道を否定。さらに韓国協会の関係者も「国外のクラブへ移籍するためには国際移籍同意書が必要になる」と説明し、「現在の状況で発行はできない。社会的にあれだけの騒動を起こしたばかりの選手なのだから」と懐疑的だ。
 
 2月中旬にネット上で暴露された“いじめ加害”によって、イ・ダヨンは双子の姉であるイ・ジェヨンとともに「無期限の出場停止」と「代表チームからの除名」という厳罰を受けた。夢だった東京五輪出場の道を断たれ、キャリアの先行きも不透明ななか、イ・ダヨンは6月末で契約が切れる興国生命からの退団を決意し、新たな活躍の場を求めたのだろう。

 しかし、以前に交わした契約で移籍に関しては興国生命に決定権があるようで、事はすんなり運びそうにない。加えて協会が国際移籍同意書の発行を渋っているのだから、情勢は厳しいと言わざるをえないだろう。そもそもふたつの団体に対して無断でアクションを起こしていたのだとすれば、それはそれで問題視されても致し方ないか……。

 韓国紙『中央日報』が「興国生命がOKと言えば、なんの問題もなく移籍は成立する」と記す一方で、同じく全国紙の『東亜日報』は「協会の関係者は5つの同意がないと成立しないと断言した。韓国の協会とクラブ、ギリシャの協会とクラブ、そして選手本人だ。実現へのハードルは少なくない」と報じている。

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