6月12日、ハンガリーのブダペストで柔道の『世界選手権』女子78キロ超級の決勝が行なわれた。2大会ぶり2度目の優勝を飾った朝比奈沙羅が試合後にとった行動が、大きな感動を呼んでいる。
冨田若春との日本人対決となった決勝は、5分を超える白熱の展開に。最後は朝比奈が指導3の反則で制した。勝敗が決まり礼を終えた朝比奈は、冨田の元へ駆け寄った。実は、最後の技を仕掛けた際に冨田が膝を負傷し、動けずにいたのだ。冨田と言葉を交わした朝比奈は、すぐさま冨田を背負った。畳を下りる際は、ふたりで畳に向かって礼をし、会場を後にした。
このスポーツマンシップにのっとった姿に会場は拍手で包まれ、称賛の声が巻き起こった。IJF(国際柔道連盟)の公式サイトでは、「アサヒナの黄金の優しさ」と小見出しで以下のように伝えている。
「アサヒナはトミタを背負っていても畳を下りる際にお辞儀をしたのは注目に値する。彼女はお辞儀をしなくても許されただろう。それでも彼女らが謙虚な行動をとったことで、真のチャンピオンを知ることができた」
昨年4月に獨協医科大学に入学した24歳。医者の卵でもある柔道家は、負傷した仲間を畳の上に残しておけなかったようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「真のチャンピオンだ」と賛辞!優勝後に朝比奈がとった行動はこちら
冨田若春との日本人対決となった決勝は、5分を超える白熱の展開に。最後は朝比奈が指導3の反則で制した。勝敗が決まり礼を終えた朝比奈は、冨田の元へ駆け寄った。実は、最後の技を仕掛けた際に冨田が膝を負傷し、動けずにいたのだ。冨田と言葉を交わした朝比奈は、すぐさま冨田を背負った。畳を下りる際は、ふたりで畳に向かって礼をし、会場を後にした。
このスポーツマンシップにのっとった姿に会場は拍手で包まれ、称賛の声が巻き起こった。IJF(国際柔道連盟)の公式サイトでは、「アサヒナの黄金の優しさ」と小見出しで以下のように伝えている。
「アサヒナはトミタを背負っていても畳を下りる際にお辞儀をしたのは注目に値する。彼女はお辞儀をしなくても許されただろう。それでも彼女らが謙虚な行動をとったことで、真のチャンピオンを知ることができた」
昨年4月に獨協医科大学に入学した24歳。医者の卵でもある柔道家は、負傷した仲間を畳の上に残しておけなかったようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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