F1第7戦のフランス・グランプリが開幕。現地時間6月18日には、ポール・リカール・サーキットでフリー走行の1、2回目(FP1、FP2)が実施された。
【動画】迫力満点のドライビングテクニック! 角田のレースシーンはこちら
2週間前のアゼルバイジャンGPで予選、決勝ともに自己最高の結果を残し、上昇のきっかけを掴んだ感のあるスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、F3時代に走行経験のある南仏のパーマネントコースで快走。FP1では22周を走って1分34秒847で全体の10番手、FP2では25周回で13番手となる1分33秒955のタイムを計測した。
角田は自身のSNSで、「今日はセッテイングを詰めることにフォーカスしました。タイムが拮抗していて、ひとつのミスが大きく響くので、FP3を有効に使い、明日もQ3進出を目指します!」と初日を振り返るとともに、次のセッションへの意気込みを語ったが、チームの公式サイトでも、以下のようにポジティブな印象を語っている。
「今日は良い1日でした。走行経験があるので、ここフランスでのアプローチは、過去数戦よりも少し楽になりました。FP1ではスピンしてしまいましたが、今日の2セッションを通じて、進歩を果たせたと思います。FP2ではセットアップにやや苦労しましたが、うまく適応でき、1日の終わりにはマシンの挙動に満足できました」
「間違いなく、マシンに対する自信を取り戻せていますし、バクーでの結果もその一助になっています。予選に向けてやるべきことははまだ多いですし、非常に僅差となっているので、混戦になると思いますが、速さは確実にあると思います」
チームのチーフ・レースエンジニアであるジョナサン・エッドルスも「(角田とピエール・ガスリーの)パフォーマンスは我々を勇気づけるものであり、期待に沿ったものだと思う」と、改善の余地はあるとしながらも、バクーでのレースで得た良い流れを維持し、予選や決勝に期待を持てると見ているようだ。
イタリアの専門メディア『MOTORIONLINE』も、「モナコとバクーの高い壁を脱出した角田は、広いスペースとヤスリのような路面(ランオフエリア)のポール・リカールで、FP1では"表と裏"を見せて10位につけたが、午後は13位に終わった」と報道。さらにフランスの総合メディア『News.in-24』は、「2年前のこのコースでの"トレーニング"により、(初走行だった)モナコやバクーよりも早い進歩が望める」と今後に期待を寄せている。
なおFP1では、角田がスタート練習を終えた後にピットレーンを出ようとしたところで、ウィリアムズのロイ・ニッサニーがすぐ横を通過したことで、スピードを緩めてコースに出たところ、これに遭遇したフライングラップ中のルイス・ハミルトンがランオフエリアに回避するという場面もあった。
これに対し、各メディアが「ハミルトンと角田がニアミス」と動画付きで報道。SNSではドライバーやチームの非の有無をめぐって論争も起きたが、最も多かった意見は「ピットの出口に問題がある」というものだった。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界最高峰のカーレース、F1でしのぎを削るトップドライバーたち
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2週間前のアゼルバイジャンGPで予選、決勝ともに自己最高の結果を残し、上昇のきっかけを掴んだ感のあるスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、F3時代に走行経験のある南仏のパーマネントコースで快走。FP1では22周を走って1分34秒847で全体の10番手、FP2では25周回で13番手となる1分33秒955のタイムを計測した。
角田は自身のSNSで、「今日はセッテイングを詰めることにフォーカスしました。タイムが拮抗していて、ひとつのミスが大きく響くので、FP3を有効に使い、明日もQ3進出を目指します!」と初日を振り返るとともに、次のセッションへの意気込みを語ったが、チームの公式サイトでも、以下のようにポジティブな印象を語っている。
「今日は良い1日でした。走行経験があるので、ここフランスでのアプローチは、過去数戦よりも少し楽になりました。FP1ではスピンしてしまいましたが、今日の2セッションを通じて、進歩を果たせたと思います。FP2ではセットアップにやや苦労しましたが、うまく適応でき、1日の終わりにはマシンの挙動に満足できました」
「間違いなく、マシンに対する自信を取り戻せていますし、バクーでの結果もその一助になっています。予選に向けてやるべきことははまだ多いですし、非常に僅差となっているので、混戦になると思いますが、速さは確実にあると思います」
チームのチーフ・レースエンジニアであるジョナサン・エッドルスも「(角田とピエール・ガスリーの)パフォーマンスは我々を勇気づけるものであり、期待に沿ったものだと思う」と、改善の余地はあるとしながらも、バクーでのレースで得た良い流れを維持し、予選や決勝に期待を持てると見ているようだ。
イタリアの専門メディア『MOTORIONLINE』も、「モナコとバクーの高い壁を脱出した角田は、広いスペースとヤスリのような路面(ランオフエリア)のポール・リカールで、FP1では"表と裏"を見せて10位につけたが、午後は13位に終わった」と報道。さらにフランスの総合メディア『News.in-24』は、「2年前のこのコースでの"トレーニング"により、(初走行だった)モナコやバクーよりも早い進歩が望める」と今後に期待を寄せている。
なおFP1では、角田がスタート練習を終えた後にピットレーンを出ようとしたところで、ウィリアムズのロイ・ニッサニーがすぐ横を通過したことで、スピードを緩めてコースに出たところ、これに遭遇したフライングラップ中のルイス・ハミルトンがランオフエリアに回避するという場面もあった。
これに対し、各メディアが「ハミルトンと角田がニアミス」と動画付きで報道。SNSではドライバーやチームの非の有無をめぐって論争も起きたが、最も多かった意見は「ピットの出口に問題がある」というものだった。
構成●THE DIGEST編集部
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