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「全然悔いはない」渋野日向子は最終日「67」。6バーディの追い上げも五輪切符逃す【全米女子プロ選手権】

THE DIGEST編集部

2021.06.28

コロナ陽性の帯同キャディが復帰できず、不安の中でのプレーが続いた渋野。最終日に6バーディの追い上げを見せた。(C)Getty Images

 現地時間6月27日、五輪出場をかけた最後の試合となる米メジャー第3戦『KPMG全米女子プロゴルフ選手権』(米ジョージア州/アトランタアスレチッククラブ)は最終ラウンドに突入。68位からスタートした渋野日向子は通算1オーバー・暫定49位タイでホールアウトし、代表入りの最低条件だった5位以内には届かなかった。

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 第2ラウンド終了後にコロナ陽性が判明した帯同キャディはこの日も復帰できず、渋野は再びハウスキャディとのコンビでプレーに臨んだ。前半2番でバーディを先行させると、4番からは3連続バーディを奪取。その後、8番でボギーをたたいたものの、9、15番でスコアを伸ばし、6バーディ・1ボギーの「67」でフィニッシュとなった。
 
 海外遠征3か月の最後のラウンドを終え、インタビューでは「最初から攻めていこうという気持ちで、それを最後まで貫けたのはすごい良かったと思う」とコメント。スコアを「できれば0に戻したかった気持ちはあった」としながらも、「攻めた結果がこれなので悔いはない」と胸を張った。

 また、この4日間を「色々なことを経験できたと思いますし、ちょっとでも成長するためには必要な経験だったと思う」と振り返ると、「最後に自分らしいプレーができたので、すごくこの一週間はかなり自分でも手応えがある」とコメント。今後へは「しっかりよかったところと悪かったところ復習して、次に向けて頑張りたい」と意気込んだ。

 現時点で首位に立つのは、15アンダーで前半を回っているネリー・コルダ(米国)とリゼット・サラス(米国)。渋野のほかに日本から出場している笹生優花は、通算1アンダーで後半12番をプレーしている。

構成●THE DIGEST編集部