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角田裕毅の好発進にトスト代表が成長を確信。現地メディアは再び“無線罵声”を指摘「時に熱くなりすぎる」

THE DIGEST編集部

2021.07.03

初日から好走を見せた角田。ただ無線を通しての“罵声”が再び話題に……。(C)Getty Images

 F1第9戦のオーストリアGPがレッドブル・リンクで開幕し、現地時間7月2日には2度のフリー走行(FP)を実施。スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が午前5番手、午後6番手と好スタートを切った。

【動画】FP1のターン4ではグラベルに飛び出すシーンもあった角田。実際の映像をチェック

 同じ会場で開催された前回のシュタイアーマルクGPでは、粘りの走りで10位入賞を飾った角田。さらなる上昇を期したこの日は、FP1で35周を走行してトップと0.331秒差の1分5秒474、続くFP2では37周回でトップのルイス・ハミルトンと0.833秒差の1分5秒356をマークした。

 いずれも、チームメイトのピエール・ガスリー(9番手、7番手)を上回る好タイムを残し、角田はレース後に自身のSNSを更新。「先週に引き続き全体的にポジティブなので、明日も徐々に突き詰めて行きます!」「今日のペースとここまでの進歩に満足しています。先週の続きから始められることは素晴らしい」と初日を振り返り、チームの公式サイトでも以下のようなコメントを残している。
 
「今日は好調な1日で、先週のペースを引き続き発揮できて嬉しいです。前回のレースで苦しんだロングランに取り組み、とてもポジティブだったと思います。コンディションは良くなく、気温がかなり低く、FP2では終盤にかけて雨が降りました。今日の目的は、予選とレースに向けて、できるだけ多くのデータを集めることでした。徐々にラップタイムを上げていきながら、ミスをせずに目的を果たすことができたので、満足しています」

 さらに会見で「間違いなく、予選ではQ3も狙えるポテンシャルがあります」と自信を窺わせた21歳のルーキーに、海外メディアも期待を寄せる。

 イタリアの専門メディア『MOTORIONLINE』は、「素晴らしい金曜日だった。日本のドライバーは一貫して、ガスリーの前を行った。今週も彼は、チームのコンストラクターズランキングのために良い"戦利品"を集める絶好のチャンスを得ている」と内容を伝えた。
 
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無線を通しての“罵声”が再発した角田…現地の反応は?