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ゴルフ

マスターズ王者の松山英樹は金メダルを取れるか?立ちはだかるライバル、自国開催のプラス要素を探る【東京五輪】

山西英希

2021.07.28

約4年ぶりの霞ケ関CCで調整を進める松山。自国開催の大舞台でゴルフ史上初のメダルを狙う。(C)Getty Images

約4年ぶりの霞ケ関CCで調整を進める松山。自国開催の大舞台でゴルフ史上初のメダルを狙う。(C)Getty Images

 7月29日から、いよいよ東京五輪の男子ゴルフ競技が開幕する。

 日本代表は松山英樹と星野陸也の2人。特に松山は、今年のマスターズを制しての凱旋出場となるだけに、自然と期待も高まるところだ。惜しむらくは無観客で行なわれることだが、はたしてメダル獲得の可能性がどれだけあるのだろうか。

 松山は、ことゴルフに関していえば、昔から貪欲でありストイックな性質を持つ。男子のメジャーに誰も勝ったことがないなら、自分が勝てばいいという考え方をするのだ。その意味では、東京五輪での金メダル獲得の青写真はかなり前から描いていたと思われる。

 もちろん、そのためには努力を惜しまない。アマチュア時代から単調な練習でも黙々と長時間にわたって繰り返してきたし、今年からツアーに専属コーチを帯同するようにもなった。
 
 マスターズ優勝後はほかのメジャーに照準を絞りつつ、五輪にピークがくるように調整していたはずだが、ここで思わぬアクシデントに見舞われた。7月第1週に開催された『ロケットモーゲージクラシック』に出場した際、体調不良に陥り、PCR検査で新型コロナの陽性判定が出たのだ。

 すぐに大会を棄権し、自宅で静養することに。今月の14日からようやく練習を再開したが、どこまで体調が戻っているのか気になる。仮に体力が落ちていたとしたら、炎天下で戦う五輪でベストパフォーマンスを見せることができないかもしれない。

 また、『全英オープン』も欠場したことで、実質的に6月第3週の『全米オープン』以来の実戦となる。松山クラスになればすぐにゲーム勘を取り戻すのだろうが、こればかりは初日を迎えてみなければ分からない。つまらないミスで出遅れないことを祈るばかりだ。

 ただ、松山にとってプラス要素もある。メジャーと違い、五輪は出場人数が60人と少なく、国ごとの人数制限があることだ。そのため4人出場できるのは米国のみで、22か国が2人、12か国が1人の出場となる。

 したがって、辞退者を含めると世界ランキングの上位20位以内の選手で今回出場するのは8人に過ぎない。20位の松山より上位にいる選手は7人しかいないのだ。明らかにメジャーよりも上位に入る確率はグッと高くなる。
 
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