７月25日、日本武道館にて行なわれた東京オリンピック女子柔道の52キロ級決勝で、阿部詩（日体大）が、フランスのアマンディーヌ・ブシャールと対戦。延長戦の末、抑え込みで1本を取り勝利。昨日の男子60キロ級、高藤直寿に続く金メダルとなった。

　勝利後は、何度もガッツポーズをして、涙を流してコーチと固く抱き合った。

　試合後のインタビューでは、「４年間この大会だけを目指して日々努力してきたので、努力が報われてよかったです。（ブシャール選手は）ライバルであり尊敬する選手なので、(大会の)最後の相手に相応しいと思いながら、最後に勝ててよかったです」

　52キロ級で初の日本人金メダリストになったことについては、「私が52キロ級で絶対に金メダルを取ろうという気持ちで挑みました」と、狙っていたことを明かした。
  　これから決勝を行なう兄については、「お兄ちゃんが今からなので気は抜けないんですけど、しっかり応援しようと思います」とエールを送った。

　最後に「皆さんこういう状況の中応援有難うございました。これからもっと努力して素晴らしい金メダリストになれるように頑張ります」と、金メダリストらしい堂々としたインタビューだった。

構成●THE DIGEST編集部

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