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「また折れちゃったって感じ」米記者も驚いた金属バット折り!上野由岐子はどう振り返った?【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.26

堂々たる投球でカナダ打線を寄せ付けなかった上野。自身のピッチングについては冷静に分析した。(C)Getty Images

堂々たる投球でカナダ打線を寄せ付けなかった上野。自身のピッチングについては冷静に分析した。(C)Getty Images

 日本が世界に誇る大エースが驚きのピッチングを披露した。

 7月25日にソフトボールの第4戦が行なわれ、世界ランク3位のカナダと対戦した日本は、タイブレーク方式の延長8回に山田恵里がサヨナラタイムリーヒットを放って4連勝。これで強敵アメリカとの1次リーグ最終戦を待たずに決勝戦への切符を掴んだ。

 延長戦にまでもつれ込む激闘のなかで、本領を発揮したのが、先発マウンドに立った上野由岐子だ。「先制点を与えないことを一番大事にして投げました。上出来だったんじゃないかな」という39歳は、6イニング94球を投げて、4安打無失点とカナダ打線に付け入る隙を許さず。見事に2番手の後藤へと繋いだ。

 その快投において驚異的だったのは、2回1死1塁の場面。カナダの6番エリカ・ポリドリに対してインコースへ速球を投じ、なんと金属バットを真っ二つにへし折ったのだ。

 直後、自身の下へとライナーで飛んできた打球を冷静に処理し、飛び出した一塁ライナーを刺してゲッツーを奪った上野。無論、ソフトボール界で異例といえるこのワンシーンは、米紙『TIME』のアリア・チェン記者が「ウエノがバットを粉砕するスピードボールを投げた!」とツイートするなど国内外で大きな反響を呼んだ。
 
 だが、当の本人はどこまでもクレバーだった。試合後の会見で、「どう思ったか……、いや、また折れちゃったって感じです(笑)」と返したベテランエースは、次のように振り返った。

「どうしても詰まらせたい気持ちが強かったので、重い回転のあるボールを意識して投げた結果が、ああいう形になったんだと思います。ちょうどランナーを背負っているケースだったのでラッキーだった」

 上野が国際舞台でバットを折るのは、これが初めてではない。2006年に北京で行なわれたWBSC(世界女子ソフトボール選手権)のギリシャ戦でも内角高めに投じた一球でやってのけている。

 それだけに「想定内で反応ができた」という。上野は、こう説いた。

「前回初めて折った時もピッチャー方向に打球が飛んできたので、結構、想定内で反応ができた。今回は、そういう意味でも冷静に対応できて良かったなと思っています」

 驚く周囲とは裏腹に、さも普通のように語った上野。その毅然とした言動に、日本のエースたる所以を見た。

構成●THE DIGEST編集部

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