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金メダルがコロナやスキャンダルを覆い隠す!?東京五輪の「熱狂」と「問題拡大の懸念」、そして「主催者の思惑」を米メディアが指摘

THE DIGEST編集部

2021.07.26

次々に生まれる

次々に生まれる"金メダル"が世界を賑わせているが…。(C)Getty Images

 先にスタートした一部競技を除いて、7月23日に開幕した東京オリンピック。各地で様々な競技が行なわれ、無観客ながらも熱い戦いが展開されている。

 コロナ禍により開催の有無自体が最大の話題となり、今なおその脅威に晒されている中で進行されている同大会。また開幕直前には、関係者のスキャンダルも次々に明らかになるなど、ネガティブな問題が噴出した。

 そんな東京五輪について、アメリカのニュース専門チャンネル『CNBC』がやや皮肉を込めて言及。「先週土曜日に五輪が始まって東京からスポーツが世界に広がり、金メダルが(雨のように)降るようになると、コロナ禍の影と五輪にまつわる問題の幾つかが捨て去られた」と綴り、競技の興奮が進行中の問題を覆い隠す状態になっているという。

 24日に女子エアライフルで中国の楊倩が今大会の金メダル第1号となって以降、柔道での高藤直寿が開催国に最初の栄冠をもたらし、男子エアピストルではイランのジャバード・フォルギーが、男子ロードレースではエクアドルのリチャル・カラパスが戦いをそれぞれ制して話題となるなど、“金メダル”にまつわる話題が世界中を賑わすようになった。
 
 しかし、一方で各会場から観客は締め出されており、また選手の中ではアメリカの複数の選手がワクチン未接種で参加していることが明らかになった他、コロナ検査で多くの選手やスタッフが日々陽性を示し、24日の時点で計123人を数えたと報告されており、パンデミックの潜在的な影響が懸念されると同メディアは指摘する。

 また、女子テニスの大坂なおみが聖火リレーの最終ランナーに指名されたことについても、「不気味なほど静か」(同メディア)なスタジアムにおいて、開会式を華やかにするための人選だと断定し、「1年遅れでようやく開催にこぎ着けた大会主催者は、コロナ禍の苦痛や恥ずかしい“ヘマ”から人々の気をそらしたいと考えている」と綴った。

 パンデミックの危険を孕む一方で、選手はワクチン接種に対しての個人の自由を主張する状況の中、日本には週明けの27日には台風8号が上陸し、関東や東北が暴風域に入ると予測されており、これもボート競技などのスケジュール変更を強いるなど、主催者を悩ませる材料となっているという(日曜日からスタートしたサーフィンについては、波のうねりが大きくなることで「恩恵を受ける」としているが……)。

 大会前には、大会の放映権を持つ米国のテレビ局『NBC』のCEOが「始まればみんな楽しむ」と語って物議を醸したものだが、実際にその通りの様相を呈していると、同じ『NBC』系列のメディアが指摘するのは皮肉な話でもある。この先、競技とコロナ等の問題の「バランス」がどのように変化を見せるのかを注視し続ける必要がある。

構成●THE DIGEST編集部

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