専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

「アベ一家は金色に染まった」“オリンピック史上初”の快挙を成し遂げた阿部兄妹に欧州メディアも驚嘆【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.25

兄・一二三(左)と妹・詩(右)が兄妹での金メダル獲得という偉業を成し遂げた。(C)Getty Images

兄・一二三(左)と妹・詩(右)が兄妹での金メダル獲得という偉業を成し遂げた。(C)Getty Images

 日本が誇る“最強の兄妹”が大役を果たした。

 7月25日、柔道男子66キロ級と女子52キロ級の決勝が行なわれ、阿部一二三(パーク24)と阿部詩(日本体育大学)が、それぞれ金メダルを獲得した。

 まず、先陣を切ったのは、妹の詩だった。フランスのアマンディーヌ・ブシャールと対峙した彼女は、得意の立ち技を封じ込められて苦戦を強いられながらも、迎えた延長戦で抑え込み1本を取って快哉を叫んだ。

 52キロ級では日本人史上初の快挙を成し遂げた妹に兄も触発された。マルグベラシビリ(ジョージア)と対戦した一二三は、世界屈指と言われる担ぎ技を警戒されたなかで、1分50秒にわずかな隙をついて、大外刈を炸裂。これが技ありとなり、最後は優勢勝ちで決めた。
 
 オリンピックでは史上初となる兄妹同日優勝を飾った二人に、海外メディアも賛辞を惜しまない。スペイン紙『Marca』が「これは運命的だ。アベ兄妹はふたりの夢を見事に叶えた」と称賛すれば、英衛星放送『Sky Sports』は、「アベ一家は金色に染まった。このふたりは明らかに強かった」と偉業を称えた。

「なんとアベファミリーは五輪に出た2人中2人が金メダルを獲った。兄ヒフミが66キロ級で、妹ウタが52キロ級でそれぞれ世界の頂点に立ったのだ。今日はオリンピックの歴史が作られた日となった」

 日本柔道の聖地とも言える舞台で歴史を作った阿部兄妹。その強さに対する賛辞が止む気配はない。

構成●THE DIGEST編集部
【東京五輪PHOTO】随時更新!東京オリンピックで輝いた日本人メダリストを一挙紹介

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号