7月25日、東京オリンピックで新たに採用された新種目、スケートボード男子ストリートで、日本の堀米雄斗が初代金メダリストに輝いた。
【PHOTO】新種目スケートボード男子ストリート"初代金メダリスト"は堀米雄斗!圧巻の滑りを厳選ショットで振り返り!
予選を6位で通過した堀米は、制限時間内で自由に演技する「ラン」では4位にとどまったものの、一発勝負で技を(トリック)を披露する「ベストトリック」では、1回目9.03点、3回目9.35点、4回目9.5点、5回目9.3点と、次々に好ポイントをマーク。他の選手が失敗を繰り返す中で高い技術を披露し続け、合計37・18点で2位のケルビン・ホフラー(ブラジル)を1.03点上回った。
歴史に名を刻んだ22歳は、「シンプルだけど、本当にすごく嬉しい。江東区で生まれて、ずっとスケボーだけやってきました。五輪の開催が5年前に決まった時、最初は遠すぎて出られるか分からなかったけど、いろいろ積み重ねていくうちに五輪が近づいてきました。今日、この場に立てて嬉しい」と喜びを表わした。
各国のメディアもこの初代王者に注目。米国の放送局『NBC』は「世界最高のストリートスケーターのひとりとして地元開催の五輪に出場した日本の"天才"は、多くのスケーターが最後(5回目)のトリックに懸ける前に、4回目で最高記録を出して金メダルを確定させた」と報道。『FOX NEWS』は「東京でデビューした6つの新競技のひとつで、堀米は高得点のトリックを次々に成功させ、ホフラーとジャガー・イートン(米国)の抑えた」と伝えている。
『TIME』は「スケートボードの新たな王が誕生」と報じた他、堀米の快挙が日本中を歓喜させたとして、「様々な問題を抱えた今回の五輪だが、それでも日本にはこれを応援する理由がある」と記述。また、その技術について「楽にやっているように見える。決勝では、転倒しても心を乱すことなく、4つの『モンスター・トリック』を成功させた」と称賛したが、『Forbes』も同様で、「技術的に高度なトリックを本当に楽にやってみせる」と驚きを示した。
『ESPN』は、世界最高のスケートボードツアー「ストリートリーグ(SLS)」で他の追随を許さない優れた実績を残し、「世界最高のスケートボード選手」と呼ばれる米国のスーパースター、ナイジャ・ヒューストンが7位に終わり、その原因として東京の猛暑に言及したことから、「ヒューストンが暑さで溶けていく間、堀米は氷のように冷静に、最もタフなトリックを実行した」と今回のコンペティションを表現し、日本人スケーターを称賛した。
また米国だけでなく、オーストラリアの『THE NEW DAILY』は「日本の新たなヒーローが誕生」、ドイツの『SPIEGEL』は「地元・東京のゴールデンキッド」として堀米を紹介、この新競技についても「五輪の資産」とポジティブに記述。スペインの『MARCA』は「新たなスター」となった堀米が6歳の時に公園でスケートボードに初めて触れ、17歳で米国へ渡ったことなどを紹介した他、この競技が種目となったことについて「五輪の性質の変化を反映している」との見解を示している。
構成●THE DIGEST編集部
【東京五輪PHOTO】随時更新! 東京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介!
【PHOTO】新種目スケートボード男子ストリート"初代金メダリスト"は堀米雄斗!圧巻の滑りを厳選ショットで振り返り!
予選を6位で通過した堀米は、制限時間内で自由に演技する「ラン」では4位にとどまったものの、一発勝負で技を(トリック)を披露する「ベストトリック」では、1回目9.03点、3回目9.35点、4回目9.5点、5回目9.3点と、次々に好ポイントをマーク。他の選手が失敗を繰り返す中で高い技術を披露し続け、合計37・18点で2位のケルビン・ホフラー(ブラジル)を1.03点上回った。
歴史に名を刻んだ22歳は、「シンプルだけど、本当にすごく嬉しい。江東区で生まれて、ずっとスケボーだけやってきました。五輪の開催が5年前に決まった時、最初は遠すぎて出られるか分からなかったけど、いろいろ積み重ねていくうちに五輪が近づいてきました。今日、この場に立てて嬉しい」と喜びを表わした。
各国のメディアもこの初代王者に注目。米国の放送局『NBC』は「世界最高のストリートスケーターのひとりとして地元開催の五輪に出場した日本の"天才"は、多くのスケーターが最後(5回目)のトリックに懸ける前に、4回目で最高記録を出して金メダルを確定させた」と報道。『FOX NEWS』は「東京でデビューした6つの新競技のひとつで、堀米は高得点のトリックを次々に成功させ、ホフラーとジャガー・イートン(米国)の抑えた」と伝えている。
『TIME』は「スケートボードの新たな王が誕生」と報じた他、堀米の快挙が日本中を歓喜させたとして、「様々な問題を抱えた今回の五輪だが、それでも日本にはこれを応援する理由がある」と記述。また、その技術について「楽にやっているように見える。決勝では、転倒しても心を乱すことなく、4つの『モンスター・トリック』を成功させた」と称賛したが、『Forbes』も同様で、「技術的に高度なトリックを本当に楽にやってみせる」と驚きを示した。
『ESPN』は、世界最高のスケートボードツアー「ストリートリーグ(SLS)」で他の追随を許さない優れた実績を残し、「世界最高のスケートボード選手」と呼ばれる米国のスーパースター、ナイジャ・ヒューストンが7位に終わり、その原因として東京の猛暑に言及したことから、「ヒューストンが暑さで溶けていく間、堀米は氷のように冷静に、最もタフなトリックを実行した」と今回のコンペティションを表現し、日本人スケーターを称賛した。
また米国だけでなく、オーストラリアの『THE NEW DAILY』は「日本の新たなヒーローが誕生」、ドイツの『SPIEGEL』は「地元・東京のゴールデンキッド」として堀米を紹介、この新競技についても「五輪の資産」とポジティブに記述。スペインの『MARCA』は「新たなスター」となった堀米が6歳の時に公園でスケートボードに初めて触れ、17歳で米国へ渡ったことなどを紹介した他、この競技が種目となったことについて「五輪の性質の変化を反映している」との見解を示している。
構成●THE DIGEST編集部
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