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「伝説と呼べる」史上4番目の金メダリストとなった西矢椛に賛辞止まず! 伊メディアは「栄光を掴んだ」と絶賛【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.27

初挑戦のオリンピックで頂点に立った西矢(右)。試合後のインタビューでは、少々照れくさそうにしながらも「世界で知らない人がいないくらい有名なボーダーになる」と宣言した。(C)Getty Iamges

初挑戦のオリンピックで頂点に立った西矢(右)。試合後のインタビューでは、少々照れくさそうにしながらも「世界で知らない人がいないくらい有名なボーダーになる」と宣言した。(C)Getty Iamges

 日本に若きヒロインに賛辞が集中している。

 東京五輪4日目の7月26日、スケートボード・ストリート女子で西矢椛が15.26点をマークして金メダルを獲得。13歳10か月での頂点は、1992年バルセロナ大会競泳女子200メートル平泳ぎで優勝した岩崎恭子の14歳6日を抜き、日本史上最年少記録となった。

 予選で4点台を2つ揃えるスケーティングで発進した西矢は、決勝のトリックで2度の失敗を犯し、「途中まではもう勝てないと思っていた」。それでも「周りの人が『いけるよ』と励ましてくれて最後まであきらめずにやろう」と決意した彼女は、見事に立て直して、世界の頂に立った。

 メンタリティーの強さも見せつけたティーンエージャーの存在は、海外メディアでも垂涎の的だ。伊メディア『Fanpage』は、「黄金のスケートボードを持った少女だ! 日本のモミジ・ニシヤは13歳でオリンピックの金メダルを獲得した」と称えた。

「モミジ・ニシヤはわずか13歳330日で金メダルを獲った。彼女はオリンピックで金メダルを獲得した日本人史上最年少のアスリートであり、スケートボードが情熱と遊びに富んだものであることを母国で証明した」
 
 さらに同メディアは、西矢がオリンピック全体で見ても史上4番目の若さのメダリストとなったことを強調。銀メダルを獲得したブラジルのライッサ・レアル(13歳203日)とともに、その存在が「オリンピックにおける信じられない物語の一部となった」と記した。

「歴代記録を抜き、金メダルを獲得したアスリートのなかでは史上4番目に若いニシヤは、その記録だけでも十分に伝説と呼ぶにふさわしい。大会史上8番目に若いメダリストとなったライッサとともにオリンピックにおける栄光を掴んだのだ」

 今大会からの新種目となったスケートボードで異彩を放った西矢。日本スポーツ界に新風を吹き込んだ13歳の成長とともに、同競技にも注目していきたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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