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最年少金メダル西矢椛らの活躍に伊紙も興奮!「歴代最年少表彰台!」「日本の素晴らしい祭り」

THE DIGEST編集部

2021.07.27

13歳で金メダルを獲得した西矢の快挙に世界が沸いている。(C)Getty Images

 五輪初採用の競技で、ホスト国の快進撃が続いている。それも、わずか13歳の少女が世界の頂点に立ったのだから、さらにインパクトは大きい。

 7月26日、スケートボード・ストリート女子で、西矢椛が金メダルを獲得した。13歳10か月での金メダルは、1992年バルセロナ五輪の競泳女子200メートル平泳ぎを制した岩崎恭子を抜き、日本最年少記録となる。

 今大会から正式に採用されたスケートボードでは、前日にストリート男子で堀米雄斗が金メダルを獲得。その快挙からほどなく、2007年生まれの若者が表彰台の頂点に立ったのだ。さらに、銅メダルを獲得したのも16歳の中山楓奈とあれば、人々の興奮は当然だろう。

 日本だけではない。西矢には及ばなかったが、銀メダルを獲得したのも、西矢よりもさらに数か月遅れで生まれた2008年生まれの13歳ライッサ・レアウだ。海外のメディアも、ふたりの13歳と16歳が表彰台を占めたことに驚いている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』電子版は、「スケートボード、歴代最年少の表彰台!3人で合計42歳!金メダルは13歳のニシヤ」と題し、若きアスリートたちの活躍を称えた。
 
「スケートボードのストリートで、モミジ・ニシヤが日本の素晴らしいお祭りを完成させた。2日間で2つ目の金メダルを獲得したのは、13歳だ。男子でユウト・ホリゴメが優勝した翌日、ニシヤも女子で優勝。同じ日本のフウナ・ナカヤマが銅メダルを獲得し、日本の素晴らしいお祭りを締めくくった」

 会場外のフェンスに「スケボー等使用禁止」の貼り紙があることが示すように、日本でスケートボードは公共の場で迷惑行為とみなされることもあるのが現状だ。

 それだけに、『Gazzetta dello Sport』紙は「(日本の活躍は)数年前まで社会のはみ出し者がすると考えられていたスポーツで、だ。しかし、昨日は総理大臣らがホリゴメを称えた」とも伝えた。

 そのスケートボードで、さらに日本の快挙は続くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部