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「水谷さんと美誠ちゃんが刺激に」石川佳純が悲願の個人メダルにまた一歩前進!オーストリアのエースをねじ伏せ準々決勝へ【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.27

オーストリアのエース、ポルカノバを破った石川。悲願の個人メダル獲得にまた一歩前進した。(C)Getty Images

オーストリアのエース、ポルカノバを破った石川。悲願の個人メダル獲得にまた一歩前進した。(C)Getty Images

 東京五輪5日目の7月27日、卓球女子シングルス3回戦を4-2で勝ち上がった日本の石川佳純は、4回戦でオーストリアのエース、ソフィア・ポルカノバと激突。ゲームカウント4-0で快勝し、準々決勝進出を果たした。

 混合ダブルス1回戦で水谷隼/伊藤美誠ペアとも対戦したポルカノバに対し、石川は序盤から気迫十分のプレーを見せる。第1、2ゲームとも先手を取りながら相手に追い上げを食らうも、ともに11-8で連取。ポイントの取り合いとなった第3ゲームも12-10で制すと、第4ゲームも終始相手にリードを許す展開から、11-9で逆転勝利を収めた。
 
 3回戦こそ苦戦した石川だが、4回戦では強敵相手にストレート勝ち。ベスト8入りを決め、悲願のシングルスのメダル獲得に向けまた一歩前進した。

 試合を振り返った石川は「昨日初戦を終えて緊張感も少し取れて、水谷さんと美誠ちゃんの金メダルを見て凄く刺激をもらって、今日は出足からチャレンジャーとして頑張ろうと思っていたので凄くいいプレーができたと思います。(前の試合が長引いたため、ゲームの入りが)少し心配だったんですけど、出足から足も凄く動いていたので、自分としては凄くいい入りだったと思います」とコメント。

 序盤からよく声が出ていたことについては「昨日凄く苦しい展開になったので、競り合いを何とかモノにして、リードしたいという気持ちでプレーしました」と心情を明かした。

 また、苦手とするサウスポーとの対戦が続いていることに関して「自分自身、課題としていたところなので、昨日、今日と勝てて凄く嬉しいですし、自信もつきました」とコメント。そして「昨日(水谷/伊藤ペアが)最高の試合をしてくれて、平野美宇ちゃんとずっと応援していたんですけど、本当に刺激になりました」と明かし、次戦に向けて「私たちも続けるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。

構成●THE DIGEST編集部

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