東京五輪７日目、７月29日に行なわれた卓球女子シングルスの３位決定戦。伊藤美誠はシンガポール代表のユー・モンユを４－１で下し、見事に銅メダルに輝いた。

　準々決勝で石川佳純を破るなど今大会絶好調のモンユを相手に、第１ゲームの伊藤は６－６から５連続ポイントを奪われ先手を許す。しかし第２ゲームは11－８でポイントの取り合いを制すと、第３ゲームも終盤に抜け出し11－７と連取。第４ゲームは一時６－１とリードを奪いながらも相手の猛反撃に遭い、８－７に迫られた際には自らタイムアウトを要求する場面もあったが、11－７で勝ち切り王手をかけた。
  　完全にエンジンのかかった伊藤は、第５ゲームも序盤から相手を翻弄。最終スコアは11－６で完勝を収めた。

　混合ダブルスで日本卓球界に初の金メダルをもたらしたのに続き、今度は日本女子シングルス史上初の銅メダルに輝いた伊藤。次々と歴史を塗り替える彼女が最後に狙うは、こちらも日本史上初、団体戦での金メダル獲得だ。

構成●THE DIGEST編集部

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