7月31日に行なわれた東京五輪・女子バレーボールの1次リーグで、韓国は日本と対戦。勝てばベスト8入りが決まる宿命の一戦だったが、主将のキム・ヨンギョンの奮闘もあり、フルセットの末に勝利を飾った。
「今日は選手たちと同じぐらい気分が良い」
試合後にそう振り返ったのは、イタリア人指揮官のステファノ・ラバリーニだ。雌雄が決した直後には、喜びを隠さずにコートに駆け込んだ。そんな42歳の熱血漢は、中田ジャパンとのドラマティックな試合を感慨深げに総括する。
「日本との試合は何が何でも勝たなくてはいけない。だから本当に難しいんだ。この韓日戦は世界でも唯一無二の戦いだからね。今日の試合でも、戦術や技術面より精神的な準備を何よりも重要視してきた」
監督の狙いは、選手たちにもしっかりと伝わっていた。事実、チームの精神的支柱でもあるキム・ヨンギョンは、「日本戦は感情が大きく揺さぶられる。だからイライラしないように務めた。監督からもしっかりとマインドコントロールをするように言われていた」と明かしている。
イタリア・セリエAの名門ベルガモやブラジルの古豪ミナス・クラブで幾多のタイトルを獲得した。その経験を買われるかたちで、2019年から韓国を率いているラバリーニは、現チームの成長ぶりを惜しまずに称えた。
「直接的に言葉は分からないが、選手たちは本当に姉妹のように一致団結してくれた。あのチームワークがなければ、日本には到底、勝てない。私が1年半前にここに来た理由は、そういう成長が見込めて、オリンピックに出られるチームになれると思ったからでもある」
悲願のメダル獲得へ力強い前進を見せる韓国。1勝3敗で後がなくなった日本とは対照的に、充実の一途を辿っている。
構成●THE DIGEST編集部
【東京五輪PHOTO】随時更新! 東京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介
「今日は選手たちと同じぐらい気分が良い」
試合後にそう振り返ったのは、イタリア人指揮官のステファノ・ラバリーニだ。雌雄が決した直後には、喜びを隠さずにコートに駆け込んだ。そんな42歳の熱血漢は、中田ジャパンとのドラマティックな試合を感慨深げに総括する。
「日本との試合は何が何でも勝たなくてはいけない。だから本当に難しいんだ。この韓日戦は世界でも唯一無二の戦いだからね。今日の試合でも、戦術や技術面より精神的な準備を何よりも重要視してきた」
監督の狙いは、選手たちにもしっかりと伝わっていた。事実、チームの精神的支柱でもあるキム・ヨンギョンは、「日本戦は感情が大きく揺さぶられる。だからイライラしないように務めた。監督からもしっかりとマインドコントロールをするように言われていた」と明かしている。
イタリア・セリエAの名門ベルガモやブラジルの古豪ミナス・クラブで幾多のタイトルを獲得した。その経験を買われるかたちで、2019年から韓国を率いているラバリーニは、現チームの成長ぶりを惜しまずに称えた。
「直接的に言葉は分からないが、選手たちは本当に姉妹のように一致団結してくれた。あのチームワークがなければ、日本には到底、勝てない。私が1年半前にここに来た理由は、そういう成長が見込めて、オリンピックに出られるチームになれると思ったからでもある」
悲願のメダル獲得へ力強い前進を見せる韓国。1勝3敗で後がなくなった日本とは対照的に、充実の一途を辿っている。
構成●THE DIGEST編集部
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