8月1日に行なわれたF1第11戦のハンガリーGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は16番手スタートから大きく順位を上げて7位フィニッシュ、さらに上位ドライバーの失格による繰り上げで6位入賞を果たした。
初日のフリー走行1回目でスピンからのクラッシュを喫するなど、最初からうまく事が進まず、チームメイトのピエール・ガスリー(予選5番手)にも大差をつけられていた角田の決勝については、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスが「何かが起きない限りは厳しいレースになる」と予測していたが、その“何か”がスタート直後に本当に起こった。
ウェットコンディションの中でヴァルテリ・ボッタスがランド・ノリスに背後から追突したのをきっかけに起こった多重事故の混乱を、インからうまくすり抜けた角田は何と5位にジャンプアップ。さらに赤旗中断からの再スタート時にはルイス・ハミルトン以外がスリックタイヤへの交換のためにピットに殺到した中で順位を上げ、表彰台すら狙える4位につけた。
しかし、グリップ不足などで前を行くニコラス・ラティフィを抜けず、真っ先にタイヤ交換を行なって状況の打開を試みるが、ペースが上がらないまま、少しずつ順位を下げ、終盤にはスピンも喫したが復帰し、7位でチェッカーを受けた。その後、2位フィニッシュのセバスティアン・ヴェッテルが燃料サンプル違反で失格となったことで、角田は自己最高の6位に繰り上がりとなり、通算ポイントを18(13位)に伸ばした。
「今日はカオスと雨の中でしっかりレースをマネジメントしてフィニッシュし、素晴らしい結果になりました」とSNSに喜びのコメントを投稿した角田は、チームの公式サイトを通して、「1周目で5番手にジャンプアップできたことは、本当に嬉しかったです。今週末はずっと車に苦しんでいましたが、レース中のペースは良く、チームに貴重なポイントを持ち帰ることができました」と語っている。
続けて、「決勝が始まるまではとても厳しい週末だったので、サマーブレイクでリセットするとともに、スパ(ベルギーGP)に向けて何が必要か確認していきます。後半戦では、安定してポイント獲得を果たしていければと思います」と今後にも目を向けたが、レース後のインタビューでは、このレース展開を「クレイジー」と表現し、「ずっと車のバランスに苦しみました。ノーマルなレースだったら、ポイントを獲得できたか分かりません」と振り返った。
チームはSNSで「16位から7位への素晴らしいリカバリー」「週末を通して苦労し続けたが、最も大事なところで良い結果を手にした」と角田を称え、またガスリーが5位入賞とファステストラップによる1ポイントも手にしたことで、「ダブルポイントでファステストも記録してからサマーブレイクに入るというのも悪くはない」と投稿。また、ホンダの田辺豊治TDは「後半戦も激戦が予想される中で、中段グループを争うチームにとって貴重なポイントを2人のドライバーともに持ち帰ることができました」とポジティブに語った。
初日のフリー走行1回目でスピンからのクラッシュを喫するなど、最初からうまく事が進まず、チームメイトのピエール・ガスリー(予選5番手)にも大差をつけられていた角田の決勝については、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスが「何かが起きない限りは厳しいレースになる」と予測していたが、その“何か”がスタート直後に本当に起こった。
ウェットコンディションの中でヴァルテリ・ボッタスがランド・ノリスに背後から追突したのをきっかけに起こった多重事故の混乱を、インからうまくすり抜けた角田は何と5位にジャンプアップ。さらに赤旗中断からの再スタート時にはルイス・ハミルトン以外がスリックタイヤへの交換のためにピットに殺到した中で順位を上げ、表彰台すら狙える4位につけた。
しかし、グリップ不足などで前を行くニコラス・ラティフィを抜けず、真っ先にタイヤ交換を行なって状況の打開を試みるが、ペースが上がらないまま、少しずつ順位を下げ、終盤にはスピンも喫したが復帰し、7位でチェッカーを受けた。その後、2位フィニッシュのセバスティアン・ヴェッテルが燃料サンプル違反で失格となったことで、角田は自己最高の6位に繰り上がりとなり、通算ポイントを18(13位)に伸ばした。
「今日はカオスと雨の中でしっかりレースをマネジメントしてフィニッシュし、素晴らしい結果になりました」とSNSに喜びのコメントを投稿した角田は、チームの公式サイトを通して、「1周目で5番手にジャンプアップできたことは、本当に嬉しかったです。今週末はずっと車に苦しんでいましたが、レース中のペースは良く、チームに貴重なポイントを持ち帰ることができました」と語っている。
続けて、「決勝が始まるまではとても厳しい週末だったので、サマーブレイクでリセットするとともに、スパ(ベルギーGP)に向けて何が必要か確認していきます。後半戦では、安定してポイント獲得を果たしていければと思います」と今後にも目を向けたが、レース後のインタビューでは、このレース展開を「クレイジー」と表現し、「ずっと車のバランスに苦しみました。ノーマルなレースだったら、ポイントを獲得できたか分かりません」と振り返った。
チームはSNSで「16位から7位への素晴らしいリカバリー」「週末を通して苦労し続けたが、最も大事なところで良い結果を手にした」と角田を称え、またガスリーが5位入賞とファステストラップによる1ポイントも手にしたことで、「ダブルポイントでファステストも記録してからサマーブレイクに入るというのも悪くはない」と投稿。また、ホンダの田辺豊治TDは「後半戦も激戦が予想される中で、中段グループを争うチームにとって貴重なポイントを2人のドライバーともに持ち帰ることができました」とポジティブに語った。