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「リオ五輪よりよかった」日本に完敗した卓球豪州代表、選手村での思い出を語る「ご飯がおいしくて」【東京五輪】

江國 森(THE DIGEST編集部)

2021.08.02

日本戦ではダブルスに出場したヒュー(手前)が試合後のインタビューに答えてくれた。(C)Getty Images

 8月2日に開催された東京五輪卓球競技の団体戦で、日本の男子チーム(水谷隼、張本智和、丹羽孝希)と1回戦で対戦したオーストラリア代表(ヘミング・ヒュー、クリス・ヤン、デーブ・パウエル)は0-3で敗れた。

 ダブルスではヒュー/ヤンのペアが水谷/丹羽のペア、シングルスではパウエルが張本、ヤンが水谷にそれぞれ0-3のストレート負けを喫し、1ゲームも奪うことができなかった。

 ダブルスに出場した27歳のヒューは、「全力は尽くしました。相手が強いのは分かっていましたし、緊張もしました。難しい展開になりましたが、いい戦いができたと思います」と試合を振り返った。

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「これまで日本の選手と試合をする機会はほとんどなかったので、特別な対策をするというよりは、自分たちのプレーを出すことに集中して、この一週間トレーニングをしてきました。元から分かっていたが、日本はやはり強かった」

 これで日本を離れることになるが、コロナ対策で厳しい制限が課せられるなか、選手村では快適に過ごせたという。

「僕は(2016年の)リオデジャネイロ五輪に続いて二度目のオリンピックで、前回も楽しかったのですが、日本のほうがいい時間を過ごせました。ご飯もいつもおいしかったですしね(笑)。コロナ禍でも開催できて良かった」

 結果を残すことはできなかったが、ヒューにとってこの五輪は、ポジティブな思い出として残ったようだ。

取材・文●江國 森(THE DIGEST編集部)