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格闘技・プロレス

金メダル入江聖奈の5-0判定に対戦国ボクシング連盟会長が不満「どうしたら満場一致になるんだ?」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.03

ボクシング女子フェザー級で金字塔を打ち立てた入江。決勝は5ー0という圧倒的な判定勝ちだった。(C)Getty Images

ボクシング女子フェザー級で金字塔を打ち立てた入江。決勝は5ー0という圧倒的な判定勝ちだった。(C)Getty Images

 対戦国のボクシング連盟会長には、モヤモヤする内容だったようだ。

 東京五輪12日目の8月3日、両国国技館で行なわれたボクシング女子フェザー級決勝に日本の入江聖奈(日体大)が登場。2019年世界選手権女王のネスティ・ペテシオ(フィリピン)に5ー0の判定勝ちを収め、日本の女子選手として同競技初となる金メダルを手にした。

 その一方、敗戦を喫したフィリピンのボクシング連盟(ABAP)会長は、試合内容や判定結果へ不満を漏らしている。同国スポーツ紙『INQUIRER Sports』が伝えた。
 
 記事によると、同連盟のリッキー・バルガス会長は、5ー0という判定について「どうしたら満場一致になるんだ?」と指摘したうえで、「ネスティがどれだけ頑張ったか、私にとっては心が痛む。我々は彼女をとても誇りに思っている」とコメント。さらに、クリンチが目立った試合内容を「まるでレスリングの試合のようだった」と表現したという。

 一方、敗戦を喫したペテシオは「望むような試合ではなかったが、私たちのコーチも研究していて、もしかしたら私に足りないもの、気づかなかったものがあったかもしれない」と反省。「セナに敬意を示す。互いにリスペクトし合うことが最も重要だ」と付け加えた。

 同競技が五輪種目として正式に採用されたのは12年ロンドン大会。それから9年が経ち、今大会の入江は日本女子として五輪初出場からの優勝となった。

構成●THE DIGEST編集部

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