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モータースポーツ

角田裕毅、自己最高の6位入賞も専門メディアの評価は多くが厳しめ「ラティフィを抜けず多くの時間をロス」

THE DIGEST編集部

2021.08.03

レース内容については厳しい意見が多かったものの、ポイントを加算したという事実は角田の立場を大きく改善させたはずだ。(C)Getty Images

レース内容については厳しい意見が多かったものの、ポイントを加算したという事実は角田の立場を大きく改善させたはずだ。(C)Getty Images

 サマーブレイク前の最後のレースとなったF1第11戦ハンガリーGPの決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は予選16番手から7位への大きく順位を上げ、さらにセバスティアン・ヴェッテルの失格によって自己最高の6位でフィニッシュ。通算獲得ポイントを18に伸ばした。

 フリー走行1回目(FP1)でスピンを喫して車のリアを損傷させ、修理のためにFP2ではほとんど走行ができなくなる悪循環で、予選でも16番手に沈んでQ1敗退。チームも厳しいレースになることを予想していたが、スタート直後の上位勢の多重事故による混乱をうまくすり抜けたことで5位に浮上、さらに赤旗中断後の再スタートでひとつ順位を上げた角田は、その後はペースを上げられずに7位まで順位を落としたが、戦前は予想だにできなかった結果でチームに8ポイントをもたらした。
 
 この結果について、各国の専門メディアの見方は様々である。採点方式(10点満点)を導入しているメディアを見ると、「8」をつけたのが『planetf1』で、「シーズン前半戦で苦戦することが多かったルーキーは、他の誰よりもこのハンガリーGPで良い結果を残してサマーブレイクに入ることが必要とされていた。果たせるかな、彼の週末は完璧ではなかったものの、最終的には望み通りの結果を手にした」と綴り、さらに以下のように続けている。

「それは決勝のスタート直後のアクシデントによるもので、4位にまで浮上した彼には表彰台すら可能に見えたが、ニコラス・ラティフィを抜くことはできず、逆にカルロス・サインツやピエール・ガスリーらの先行を許した。しかし、気流の安定した中では速さを見せ、後続との間にギャップを築くことができた。これにより、終盤でスピンを喫しても順位を落とさずに済んだ。このようなミスは今後犯さないようにする必要があるが、彼が正しい方向へ一歩進んでいることは示された」

『F1i.com』も「7.5」と高めの採点だが、寸評は「イタリア・ファエンツァに移住してフランツ・トスト代表によるトレーニングを受けている角田だが、依然としてコストのかかるミスを犯しがちだ。FP1でのクラッシュによってFP2は1周しかアタックできず、必然的にその後のセッションでもペースを落とすことに。彼には、ヘルムート・マルコ(レッドブル・グループ顧問)の歯ぎしりが聞こえたことだろう……。しかし日曜の午後、前方での大きなトラブルが起きた時、彼は5位まで浮上していた」と厳しい見方も含まれている。
 

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