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「どうしても良い流れを作りたかった」レスリング初の“姉妹で金メダル”へ、川井友香子が決勝進出!【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.03

準決勝に勝利したレスリング62キロ級の川井友香子。銀メダル以上を確定させ、明日の決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

 8月3日、東京五輪のレスリングは開幕3日目を迎え、女子62キロ級の準決勝に日本の川井友香子が登場。ブルガリアのタイベムスタファ・ユセインに3-2で勝利し、決勝進出を決めてメダルを確定させた。

 今大会の目標は姉妹での金メダル。試合後のコメントでも、姉の梨紗子について真っ先に言及した。

「明日から姉の梨紗子がスタートするんですけど、どうしても良い流れを作りたくて、苦しかったんですけど絶対に自分が勝つという気持ちを最後まで持って戦えたのでよかったです」

 この日倒したのは、2018年の世界選手権決勝で敗れている相手。序盤にポイントを奪われながらも、冷静にかつ粘り強く戦い、勝利を収めた。
 
「組み手も代表に内定してからずっと練習してきた部分なので、それが生かせて本当によかったです。過去に負けた相手だったので、リベンジできたというのも嬉しいです」

 いよいよ明日は金メダルがかかった大一番。相手は優勝候補の本命、キルギスのアイスルー・ティニベコワだ。「姉が今日、幕張に入ってアップ場でも見ててくれたので、絶対に負けるわけにはいかないと思って気合いを入れました。決勝戦の相手も過去に何度か戦っていて、勝ったり負けたりしている相手。でもこのオリンピックという一番大きい舞台で、今回は自分が勝てるように最後まで頑張ろうと思います」

 レスリング史上初の姉妹金メダルへ。まずは妹の友香子が頂点を目指す。

構成●THE DIGEST編集部