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「ここまですごくしんどかった」清水希容は銀メダルに悔し涙。世界1位のライバルに敗れる【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.05

惜しくも女子形で頂点を逃した清水。試合後のインタビューで決勝を振り返った。(C)Getty Images

惜しくも女子形で頂点を逃した清水。試合後のインタビューで決勝を振り返った。(C)Getty Images

 東京五輪14日目の8月5日、日本武道館にて空手・女子形の決勝が行なわれ、世界ランク2位の清水希容(ミキハウス)が、27.88点をマーク。28.06点を記録した同1位のサンドラ・サンチェス(スペイン)の前に屈し、惜しくも銀メダルとなった。

 過去の対戦成績は清水から3勝6敗。これまで何度も世界の頂点を争ってきたライバルとの決勝は、ともに得意の「チャタンヤラクーサンクー」を演武した。迫真のパフォーマンスを見せたものの、得点ではサンチェスにわずか及ばず、今大会から採用された同競技の初代女王にはなれなかった。
 
 決勝後のインタビューでは「予選よりもちょっと焦ってしまったというか、足場がふわついていた部分があるかなと思う」と内容を振り返ったうえで、「もうちょっと予選みたいな感じで気持ちを出せたらなと言う気持ちはある。たくさんの人たちが応援してくださっていたのに、勝てなかったのは申し訳なかったと思う」と続けた。

 また、現在の心境については、悔し涙を流しながらも「やっぱりここまで来るのにすごくしんどかったので、ここで勝ちたかったんですけど…。悔しいです」とコメント。「5年間ずっと(優勝するという)その思いでやってきていたので、やっぱり悔しい気持ちはあるんですけど、何よりもここまで支えて下さった人たちに感謝したい」と語っている。

構成●THE DIGEST編集部

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