東京五輪16日目の８月７日、女子ゴルフ競技（埼玉県／霞ヶ関カンツリー倶楽部）は大会の全日程を終え、日本の稲見萌寧（都築電気）が通算16アンダーでホールアウト。首位には１打届かなかったものの、同スコアで並んだリディア・コ（ニュージーランド）とのプレーオフを制して銀メダルを獲得した。

　この日は、メダル圏内の３位タイからコースへ出た稲見。前半の１、３、５、８番をバーディ、２、６番をボギーとして折り返すと、後半も12番から４連続バーディ、17番でバーディとスコアを伸ばす。最後はボギーをたたくも、９バーディ・３ボギーの「65」でフィニッシュし、銀メダルを懸けたプレーオフでは１ホール目のパーで決着をつけた。
  　表彰後のインタビューでは、日本ゴルフ界初のメダル獲得について「もう私の人生の中で一番の名誉なこと」とコメント。100％の勝率を誇る得意のプレーオフを「リディアがパーパットを決めて、まだ10番ホールに行くという感覚だったので、少しびっくりした。やるって決まったときは本当に勝ちにいこうと話をしていた」と振り返っている。

　最終ラウンド全体の内容としては「今日は少しショットが自分の思うようにいかないことが多かった。その中でも後半はパターが入ってくれたので、そのあたりがつながってくれた」とのこと。初の五輪を終え、「いい夢の舞台として終わらすことができてよかった」と笑顔を浮かべた。

　金メダルを手にしたのは、単独首位から出た通算17アンダーのネリー・コルダ（アメリカ）。そのほか、日本の畑岡奈紗（アビームコンサルティング）は10アンダー・９位タイで今大会を終えている。

構成●THE DIGEST編集部

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