現地時間６月６日、米女子ツアーのメジャー第２戦『全米女子オープン』（米カリフォルニア州／ザ・オリンピッククラブ・レイクコース）は大会全日程を終え、笹生優花が畑岡奈紗とのプレーオフを制してメジャー初制覇。「19歳351日」の大会史上最年少優勝となった。

【動画】笹生とマキロイのスイングが激似！米メディアが掲載した比較動画をチェック

　この快挙の裏で、ひとりの元世界ランク１位がエールを送っていた。メジャー通算４勝のロリー・マキロイ（北アイルランド）だ。このふたりのスイングが似ていることは有名で、笹生にとってマキロイは憧れのプレーヤーでもある。

　マキロイは笹生の最終ラウンドがスタートする前、Instagramのストーリー機能を更新すると、笹生と自身の“スイング比較動画”をリポスト。今大会の活躍ぶりを「ここ数日のユウカ・サソウのプレーは素晴らしい」と称賛し、勝負の最終日へ向けて「突き進んでトロフィーをつかみ取るんだ」と応援メッセージを送ったのだ。
 
　マキロイの期待に応えるように粘りのゴルフで勝利をもぎ取った笹生だが、ラウンド前にこの投稿をチェックしていたようで、優勝インタビューでは「ロリーがInstagramで私を紹介してくれた。そこには『トロフィーをつかみ取れ』と書いてあって、それをやり切ることができた。だから、ロリーありがとう」と感謝を口にした。

　さらに、この様子を見ていたマキロイはTwitterを更新し、「みんなもこれからYouTubeでユウカ・サソウのスイング動画を見るだろう。おめでとう！」と祝福。さらに再びストーリー機能でもトロフィーの絵文字とともに「Congratulation！」とメッセージを送っている。

　プロデビューを果たした昨年は国内ツアー２連勝で驚かせ、今度は日本女子３人目のメジャータイトルまで手にした驚異の19歳。これからの活躍が楽しみで仕方ない。

構成●THE DIGEST編集部