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「最後までエキサイティング!」稲見萌寧らの激しい“金メダル争い”を米記者が称賛!「なんて素敵なイベントだ」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.07

日本ゴルフ界初の表彰台に立った稲見(左)。コルダ(中)、コ(右)と激しい金メダル争いを繰り広げた。(C)Getty Images

 熱戦を繰り広げた選手たちへ拍手が送られている。

 東京五輪16日目の8月7日、女子ゴルフ競技(埼玉県/霞ヶ関カンツリー倶楽部)は大会の全日程を終え、日本の稲見萌寧(都築電気)がリディア・コ(ニュージーランド)とのプレーオフを制して銀メダルを獲得。金メダルのネリー・コルダ(アメリカ)には1打届かなかったものの、最後まで壮絶なデッドヒートを演じた。

 この日、最終ラウンド前半を単独5位で折り返した稲見は、後半12番から4連続バーディと猛チャージ。単独2位に浮上すると、さらに17番でもバーディを奪い、ホールアウトを目前にして、2日日から首位を堅守し続けていたコルダと同スコアに並んだ。

 しかし迎えた最終ホール、セカンドショットがグリーン手前のバンカーにつかまってしまう。リカバリーショットはグリーンへ出すだけとなり、ここで稲見は2パットのボギーと後退。1打差で最終組を回っていたコも18番のバーディを決められず、コルダがギリギリのリードを守り切った。
 
 これを見ていた米放送局『Golf Channel』のコメンテーター、ケイ・コケリル記者は「ネリー・コルダ、モネ・イナミ、リディア・コ、メダル獲得おめでとう」と公式Twitterで祝福。「最後の最後までタイトでスリリングでエキサイティングな試合だった」と内容を振り返り、「あなたたちを誇りに思う!」とメッセージを送っている。

 また、米ゴルフ専門誌『Golfweek』に執筆するベス・アン・ニコルス記者は、「日本のモネ・イナミが銀メダルを獲得。リディア・コが銅メダルを手にした」とプレーオフの結果を速報したうえで、「なんて素敵なイベントだ!」と興奮気味にツイート。目の肥えた専門記者たちにとっても、興味深い一戦だったようだ。

 表彰後のインタビューでは、日本ゴルフ界初のメダル獲得に「私の人生の中で一番の名誉なこと」と心境を表現した稲見。国内ツアーでも今季最多6勝を挙げるなど、快進撃の止まらない22歳の今後が楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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