8月6日に行なわれた東京五輪の男子卓球団体戦の3位決定戦、日本は韓国を3-1で撃破し、2016年リオデジャネイロ五輪に続いて2大会連続のメダルを獲得した。
日本中が歓喜に沸いた翌日、水谷隼、張本智和、丹羽孝希の3選手はメダリスト記者会見に出席。そこでキャプテンの水谷は「まだ最終的な判断は出来ていないですけど」と切り出し、「今の自分の気持ちとしては、完全に卓球から離れるとは思います」と引退の意向を示した。
現在32歳の水谷は理由について「目の影響がものすごく大きくて、正直目が完治するなら、僕は40歳でも50歳でもやりたいとは思っているんですけど、現状治療法もないということで、悔しいですけど、自分の冒険はここまでかなと思います」と目の不調を挙げた。
なお、水谷は銅メダル獲得直後のインタビューでも「今度の(2024年)パリ(五輪)ではぜひ金メダルを目指して、後輩たちに頑張ってほしいと思います」と引退を匂わすコメントを残していた。
それから一夜明けた会見での“引退表明”は中国でも話題となり、中国版ツイッターの『Weibo』では、「#水谷隼退役#」(退役=引退)が一時トレンド入りするほど。これを受け、同国のメディア『体育速读』は、「水谷隼が目の病気で引退」と銘打って報道した。
記事では「水谷隼が試合中にメガネをかけている理由が判明した」と述べたのち、「彼の年齢を考えれば、今後数年間はプレーすることができ、さらにこのオリンピックでの彼は、金メダル1個(混合ダブルス)、銅メダル1個(団体戦)と非常に良かった」と記述。
そして水谷の「40歳でも50歳でもやりたいとは思っているけど、現時点で治療法もない」という発言を受け、「この言葉から鑑みても彼は本意ではない。結局のところ、年齢はそれほど関係ないだろう。今年の成績から判断しても、彼がキャリアのピークにあることは明らか」と評し、「彼の引退は日本の卓球界にとって大きな損失だ」と記した。
最後に同紙は「スポーツには国境がないと言われている。コート上では(中国の)アスリートが水谷を倒すことを強く望んでいるが、コートを離れることになっても、彼が健康でいられることを願っている」とエールを送った。
10代の頃から長きに渡って日本の卓球界を支え、数々の栄冠を手にしてきた水谷。百戦錬磨のサウスポーは、このまま現役生活を終えるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】2大会連続のメダル獲得!銅メダルに輝いた卓球日本男子団体の激闘を激選ショットで振り返る!
日本中が歓喜に沸いた翌日、水谷隼、張本智和、丹羽孝希の3選手はメダリスト記者会見に出席。そこでキャプテンの水谷は「まだ最終的な判断は出来ていないですけど」と切り出し、「今の自分の気持ちとしては、完全に卓球から離れるとは思います」と引退の意向を示した。
現在32歳の水谷は理由について「目の影響がものすごく大きくて、正直目が完治するなら、僕は40歳でも50歳でもやりたいとは思っているんですけど、現状治療法もないということで、悔しいですけど、自分の冒険はここまでかなと思います」と目の不調を挙げた。
なお、水谷は銅メダル獲得直後のインタビューでも「今度の(2024年)パリ(五輪)ではぜひ金メダルを目指して、後輩たちに頑張ってほしいと思います」と引退を匂わすコメントを残していた。
それから一夜明けた会見での“引退表明”は中国でも話題となり、中国版ツイッターの『Weibo』では、「#水谷隼退役#」(退役=引退)が一時トレンド入りするほど。これを受け、同国のメディア『体育速读』は、「水谷隼が目の病気で引退」と銘打って報道した。
記事では「水谷隼が試合中にメガネをかけている理由が判明した」と述べたのち、「彼の年齢を考えれば、今後数年間はプレーすることができ、さらにこのオリンピックでの彼は、金メダル1個(混合ダブルス)、銅メダル1個(団体戦)と非常に良かった」と記述。
そして水谷の「40歳でも50歳でもやりたいとは思っているけど、現時点で治療法もない」という発言を受け、「この言葉から鑑みても彼は本意ではない。結局のところ、年齢はそれほど関係ないだろう。今年の成績から判断しても、彼がキャリアのピークにあることは明らか」と評し、「彼の引退は日本の卓球界にとって大きな損失だ」と記した。
最後に同紙は「スポーツには国境がないと言われている。コート上では(中国の)アスリートが水谷を倒すことを強く望んでいるが、コートを離れることになっても、彼が健康でいられることを願っている」とエールを送った。
10代の頃から長きに渡って日本の卓球界を支え、数々の栄冠を手にしてきた水谷。百戦錬磨のサウスポーは、このまま現役生活を終えるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】2大会連続のメダル獲得!銅メダルに輝いた卓球日本男子団体の激闘を激選ショットで振り返る!