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「自分の冒険はここまで」卓球の水谷隼が引退の意向を示す!混合ダブルス金&男子団体銅に「最高の形で終えることが出来た」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.07

最後はベテラン水谷が勝負を決め、銅メダルを日本にもたらした。(C)Getty Images

最後はベテラン水谷が勝負を決め、銅メダルを日本にもたらした。(C)Getty Images

 東京五輪の卓球男子団体で韓国を3-1で下し、銅メダルを獲得した日本の水谷隼(木下グループ)、張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)は、一夜明けた8月7日に開かれた記者会見で改めて現在の心境を語った。

 まず水谷は「本当に嬉しいです。苦しい試合もたくさんあったんですけど、それを乗り越えて最後こういう最高の形で終えることが出来て本当に良かった」と率直にコメント。

 エースとして戦った張本は「シングルスで負けてしまった想いを団体戦にぶつけて、初めてのメダルを獲得できて本当に嬉しい」と喜びを噛みしめると、「今日の午前中にテレビに出させて頂いた時に画面越しにメダルをぶら下げている自分を見て、メダリストになったんだなと実感が沸いた」と明かした。

 リオ大会に続きメダル獲得に貢献した丹羽は、「大会前からメダルを獲得することを目標に頑張ってきたので獲れて凄く嬉しい。昨日の表彰式で首にメダルを掛けた時が一番嬉しかった」と格別な想いを語った。
 
 混合ダブルスの金と合わせて、今大会2つのメダルを手にした32歳のベテランは、「まだ最終的な判断は出来ていないですけど……」と前置きをした上で、今後の去就について以下のように明かした。

「今の自分の気持ちとしては、完全に卓球から離れるとは思います。ただやはりそれは目の影響がものすごく大きくて、正直目が完治するならば、僕は40歳でも50歳でもやりたいとは思っているんですけど、現状治療法もないということで、悔しいですけど、自分の冒険はここまでかなと思います」

 現役を退く意向を示した水谷。「今回の東京オリンピックで張本のプレーを見ていて、頼れる後輩がいるのは、凄く嬉しいですし、卓球界の男子はこの先も明るいのではないかと思ってます」と卓球界の未来について話している。

構成●THE DIGEST編集部

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