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モータースポーツ

角田裕毅らF1ルーキーの前半戦の評価は?蘭メディアが「成長ぶり・無線・メディア対応」など様々な見地から検証

THE DIGEST編集部

2021.08.09

前半戦を終えた角田への評価は概ね良好。ただ、無線での罵声については…。(C)Getty Images

前半戦を終えた角田への評価は概ね良好。ただ、無線での罵声については…。(C)Getty Images

 F1は第11戦ハンガリーGPを終えた後、約1か月間のサマーブレイクに突入しているが、全23戦中の約半分を終えた時点での角田裕毅らルーキーたちのパフォーマンスについて、オランダの専門メディア『RN365』が総括している。

 同メディアが角田、そしてハースのミック・シューマッハー、ニキータ・マゼピンを評価する上で挙げたポイントは、レースやドライビングに関することだけでなく、コース外での様々な要素にも及んでいる。

 まず、このF2から昇格した3人の「成長ぶり」について、角田については「バーレーンでの開幕戦で印象的なポイントゲットを果たし、有力な存在としてスタートしたが、そこからクラッシュとポイントなしのレースにより、キャリアは急速な下り坂となった。しかし、イタリアへの移住&フランツ・トスト代表による徹底指導によって、直近の6レース中4レースでポイントを獲得するなど状況は良化。まだミスはあるものの、安定性は向上しつつある」とポジティブに綴られている。
 
 続いてミックに対しては、「“皇帝”ミハエル・シューマッハーの息子というプレッシャーのかかる立場にもうまく対処し、堅実なスタート。チームメイトにも差をつけたが、徐々にチームに負担をかけるクラッシュが増えた。しかし、ハンガリーGPでは、マックス・フェルスタッペンらに対して気概を見せつけるなど、印象的なパフォーマンスを見せた」と、こちらも浮き沈みがありながらも、今後への可能性を感じさせるものだとしている。

 最後にマゼピン。「デビュー前の不適切動画の件もあり、『バッドボーイ』のイメージが最初から定着し、バーレーンGPで『紳士協定』に従わなかったことや、その後の危険なドライビングなどで複数のドライバーから怒りを買った。レースや予選でのペースでも苦戦が続いていたが、“驚いたことに”最近のレースではドライビングが改善され、ミックを上回るセッションも見られるようになった」と、問題児にも“進歩”の跡が見られると認めている。
 

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