“モンスター”に打ちのめされた男が、約11か月ぶりにリングに戻ってくる。
現地時間8月14日、WBCバンダム級7位のジェイソン・モロニー(オーストラリア)が、WBO同級4位のジョシュア・グリアJr.(アメリカ)との10回戦に臨む。
【動画】渾身のストレート炸裂! モロニーを撃破した井上尚弥のKOシーンはこちら
モロニーにとっては、再起をかけた一戦だ。昨年10月にラスベガスで行なわれたWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋ジム)とのタイトルマッチで、7回KO負けを喫していたからだ。
井上戦は散々たる内容だった。序盤こそ軽快なステップワークを披露したものの、試合中盤から防戦一方となり、最後は渾身の右ストレートを顔面に被弾。膝から力なく崩れたモロニーは、試合後に病院へ直行し、治療を余儀なくされた。
それからしばらく試合から遠のいていた30歳だが、ようやく“リスタート”を切る。弟アンドリューの前座試合ではあるものの、グリアJrもバンダム級のベルト戦線に絡む可能性を秘めている実力者で、相手にとって不足はない。
無論、モロニーも並々ならぬ闘志を見せている。米ボクシング専門メディア『Max Boxing』によれば、オーストラリア人ファイターは、「僕はイノウエと戦い、世界最高の男の姿を見たときから、『もっとやらなければならない』と一生懸命に努力を続けてきたんだ」と話し、こう続けている。
「僕はあの敗戦から遥かに優れた戦士になれたような気がしている。あの試合で多く学び、また強くなるモチベーションを得た。僕もグリアも、ともに負けられない試合だけど、これは世界タイトルへの僕の道だ。誰にもこの夢は邪魔させないよ」
はたして、屈辱の敗戦からモロニーは立ち上がることができるのか。グリアJr.との戦いは、彼のキャリアを占う意味でも重要な一戦となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【井上尚弥PHOTO】無敗の最強王者!世界が恐れる"モンスター"の厳選ギャラリー
現地時間8月14日、WBCバンダム級7位のジェイソン・モロニー(オーストラリア)が、WBO同級4位のジョシュア・グリアJr.(アメリカ)との10回戦に臨む。
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モロニーにとっては、再起をかけた一戦だ。昨年10月にラスベガスで行なわれたWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋ジム)とのタイトルマッチで、7回KO負けを喫していたからだ。
井上戦は散々たる内容だった。序盤こそ軽快なステップワークを披露したものの、試合中盤から防戦一方となり、最後は渾身の右ストレートを顔面に被弾。膝から力なく崩れたモロニーは、試合後に病院へ直行し、治療を余儀なくされた。
それからしばらく試合から遠のいていた30歳だが、ようやく“リスタート”を切る。弟アンドリューの前座試合ではあるものの、グリアJrもバンダム級のベルト戦線に絡む可能性を秘めている実力者で、相手にとって不足はない。
無論、モロニーも並々ならぬ闘志を見せている。米ボクシング専門メディア『Max Boxing』によれば、オーストラリア人ファイターは、「僕はイノウエと戦い、世界最高の男の姿を見たときから、『もっとやらなければならない』と一生懸命に努力を続けてきたんだ」と話し、こう続けている。
「僕はあの敗戦から遥かに優れた戦士になれたような気がしている。あの試合で多く学び、また強くなるモチベーションを得た。僕もグリアも、ともに負けられない試合だけど、これは世界タイトルへの僕の道だ。誰にもこの夢は邪魔させないよ」
はたして、屈辱の敗戦からモロニーは立ち上がることができるのか。グリアJr.との戦いは、彼のキャリアを占う意味でも重要な一戦となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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