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格闘技・プロレス

“圧勝”じゃなかった!? 井上尚弥がダスマリナス戦を回想!「顔面へのクリーンヒットは一発もない…」

THE DIGEST編集部

2021.06.27

渾身のボディーでダスマリナスを粉砕した井上。だが、本人は納得がいかない部分があるようで……。(C)Getty Images

渾身のボディーでダスマリナスを粉砕した井上。だが、本人は納得がいかない部分があるようで……。(C)Getty Images

 WBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥が、勝って兜の緒を締めた。

 去る6月19日にラスベガスで行なわれたIBF1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦に井上は圧勝した。2ラウンド目に右アッパーから左フックのコンビネーションで最初のダウンを奪うと、3ラウンド目には右ストレートから左ボディーで2度目のダウンをもぎ取った。
【動画】ダスマリナスに完勝! 井上尚弥が炸裂させた左ボディーでのKOシーンはこちら

 試合後にダスマリナスが「ボディーをくらって倒れたのは初めてだった。インパクトがハードすぎて防御できなかったし、息ができなかった」と振り返ったように、誰もが認める圧勝劇だった。
 
 傍から見れば、非の打ち所がないパフォーマンスだったが、当の本人は課題を見出している。27日に自身のツイッターを更新した井上は、「ダスマリナス戦を見返したが」と書き出し、こう続けた。

「ダスマリナスのディフェンスはさすがランキング1位のものだった。3ラウンドを通して顔面へのクリーンヒットは一発もない…その辺りがこれからの課題だろうか」

 今後はバンタム級の4団体統一に向けて、ノニト・ドネアとジョンリル・カシメロ(ともにフィリピン)の勝者との対決を見据える。現在、2つのベルトを持つ井上の優位性は揺るぎないが、それでも過信せずに課題に向き合うところは、さすが“モンスター”と言うべきだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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