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モータースポーツ

角田裕毅、F1デビューイヤー前半戦の自己採点は「10点満点中の5~6点」。後半戦での飛躍のために挙げた課題は?

THE DIGEST編集部

2021.08.13

ハンガリーGPでは自己最高の6位に入った角田。後半戦ではさらなる活躍が期待される。(C)Getty Images

ハンガリーGPでは自己最高の6位に入った角田。後半戦ではさらなる活躍が期待される。(C)Getty Images

 今季、F1デビューを飾ったスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は11レースを終え、現在はサマーブレイクに入り、今月末から始まる後半戦に向けての準備を進めている。

 デビューからここまでの歩みについては、期待を受けて臨んだ開幕戦バーレーンGPでいきなり9位入賞を果たして一躍、F1の主役級にまで躍り出たが、続くエミリア・ロマーニャGPのフリー走行(FP)でスピン&クラッシュを喫すると、その後は自身のミスもあってしばらく厳しい時を過ごし、アゼルバイジャンGPからは徐々に調子を上げ、再びポイントを獲得できるようになってきたという感じだ。

 まさに、浮き沈みの前半戦を過ごしたルーキーが、オランダの専門メディア『RN365』に対し、F1での11戦を振り返っての自己採点を「10点満点中の5~6点というところだと思います」と語っている。

「最初の6、7レースと比べて、直近の4レースではより堅実な内容を見せられたと思います」と、進化していることを強調する角田だが、「でも、もっと週末を通して堅実でなければなりません。FP1、FP2、FP3、予選と、もっとチームから信頼されるようにならないと。だから、後半戦ではもっと堅実でなければならないと考えています」と、今後に向けての課題を明かした。
 
 また、彼がもうひとつ課題として挙げたのは、「落ち着く」こと。車の性能を考えれば無理をする必要がないにもかかわらず、オーバースピードでコーナーに突入して、スピンを喫して車にダメージを負い、セッション(その後も)を台無しにしてしまうことが幾度もあった角田。レッドブル・グループのヘルムート・マルコ顧問からは「不必要なミス」「もっと謙虚になる必要がある」「あの“衝動”を抑えてやる必要がある」など、たびたび苦言を呈された“悪癖”は早急に改善されなければならない。

「良いレースをするには、ハードワークで車をより良くしていく必要があります。そして、アプローチの仕方を変える必要もあります。アゼルバイジャンGPからアプローチを変えて、状況は良くなってきましたが、それでもまだ、僕は落ち着く必要があります」

「(直近のレースである)ハンガリーGPのFP1でウォールに突っ込むとは自分でも思っていませんでした。今後は、このようなことを繰り返してはいけません。もっと落ち着き、自分をコントロールするための最良の方法を見つけなければならないと思っています」

 誰もが認める天性の速さと、ポテンシャルの高い車を持っているがゆえに、無理な仕掛けが引き起こした悪しき事態は、より見る者にネガティブな印象を与えてしまっていた。シーズン序盤では力を示さなければならないという焦りも随所で感じられた角田だが、イタリア・ファエンツァへの移住とフランス・トスト代表によるトレーニングによって、レースへの姿勢の変化と、チームプレーヤーとしての自覚が大きくなってきたことが窺える。そういった進化が、後半戦はよりドライビングや結果に反映されるかどうに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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