格闘技・プロレス

「芸人やめてレスラーになれ」大仁田厚が電流爆破バットでクロちゃんを制裁! 電撃和解で新ユニット結成へ

THE DIGEST編集部

2021.08.22

文字通り衝撃的な“電流爆破”攻撃でトドメをさされたクロちゃん。試合後には大仁田との新ユニット結成が実現した。(C)Cyber Fight

 8月21日、DDTプロレスの真夏のビッグマッチ『WRESTLE PETER PAN 2021』が、富士通スタジアム川崎で開催された。

 注目を集めた第0試合では、電流爆破8人タッグデスマッチが実現。大仁田厚&高木三四郎&彰人&伊藤麻希対安田大サーカスのクロちゃん&スーパー・ササダンゴ・マシン&黒田哲広&乃蒼ヒカリが激突した。

 両軍のいわば、"大将"である大仁田とクロちゃんは、昨年8月27日に行なわれたとしまえんでの路上電流爆破で遺恨が勃発。同年12月23日に東京ソラマチで実現したスカイツリー路上電流爆破マッチでは、セコンドのアシストを受けたクロちゃんが勝利。その後、大仁田が執拗に雪辱戦を要求。約8か月の月日を経て、ようやく再戦にこぎ着けた。

 電流爆破バットが5本用意された一戦は、開始早々に大仁田が爆破バットを手にするも、クロちゃんは味方の乃蒼を盾にして応戦。すかさずササダンゴと黒田が爆破バットを奪取すると、譲り受けたクロちゃんが大仁田をぶっ叩いた。

 次第に両軍の戦いが壮絶さを増していく。そのなかでクロちゃんが動く。"宿敵"である大仁田にイス攻撃を仕掛けようとしたのだ。
 
 しかし、これに気付いた相手の伊藤が急所打ちで迎撃。アシストを受けて救われた大仁田は、残されていた最後の爆破バットで、クロちゃんの顔面をイスごとフルスイング。そのまま大仁田がカバーして、3カウントを奪取した。

 試合後、大仁田組はバックステージにクロちゃんを連行。そこで高木が「いろいろあったけど、許してあげましょう」と発言すると、大仁田は「レスラーの素質がある。芸人やめてレスラーになれ」と指南した。

 さらに大仁田が"ニタクロ軍団"と"クロニタ軍団"のどちらがいいかをクロちゃんに尋ねると、"クロニタ軍団"と答えたため軍団名も決定。ここにササダンゴらも入ってきて、「あれだけの電流爆破やったんだから、もう仲間なんで」と言ってノーサイドとなり、なんと電撃和解も成立したのである。

 急転直下で8人による新軍団が誕生。高木は「DDTにあるチャンピオンベルトを、みんなで獲りにいきましょう」とコメントし、まさかのベルト獲りへの意欲を示した。今後の動向に注目だ。

◆DDTプロレス◆
『WRESTLE PETER PAN 2021』
2021年8月21日
神奈川・富士通スタジアム川崎
観衆 1336人(満員)
▼第0試合 電流爆破8人タッグデスマッチ 30分一本勝負
○大仁田厚&高木三四郎&彰人&伊藤麻希(9分35秒 体固め)クロちゃん●&スーパー・ササダンゴ・マシン&黒田哲広&乃蒼ヒカリ
※電流爆破バット

文●どら増田