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角田裕毅の去就には様々な可能性が?マルコ顧問が絶賛するライバルの出現、そしてペレスの代役説

THE DIGEST編集部

2021.08.24

今週末のベルギーGPで再開するF1。角田は結果を残して来季のシートを確実なものとしたい。(C)Getty Images

今週末のベルギーGPで再開するF1。角田は結果を残して来季のシートを確実なものとしたい。(C)Getty Images

 F1は今週末のベルギー・グランプリで再開するが、ルーキーイヤーの後半戦を前にスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅も準備に余念がない。

 ここまで最高峰の舞台での11レースを終えた21歳の日本人ドライバーは、オランダの専門メディア『RN365』に対して「最初の8レースは上下動し、本当にジェットコースターのようなシーズンでした」「最初のレース(開幕戦バーレーンGP)は上手くいき、2戦目(エミリオ・ロマーニャGP)は惨事でした」と回想。「堅実さがなかった」自身の今後については、「FP1でクラッシュするようなミスを繰り返すことは許されないので、自分をコントロールする最善の方法を見つけないといけません」と課題を挙げている。

 そんなルーキーについて、ここまで幾度も言及してきたレッドブル・グループのヘルムート・マルコ顧問は「ツノダはもっとやれるということを示さなければならない」と檄を飛ばしているが、アルファタウリのフランス・トスト代表は「ユウキは正しい方向に進んでいる」と擁護し、来季のドライバーズラインアップも「ピエール(・ガスリー)とユウキでいきたいと思っているし、別の選択肢はない」と語っている。
 
 各国のメディアも、来季のアルファタウリ残留は確定的と報じている角田。今後、よほどのことがない限り、イタリア・ファエンツァのチームの一員であり続けると思われるが、だからといって、彼のシートが安泰というわけではないようだ。マルコ顧問は、レッドブル・ジュニアプログラムに参加しているリアム・ローソンを、次のF1ドライバー候補と認めていると、総合ニュースサイト『News.in-24』は報じている。

 ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)にレッドブル・AFコルセから、F2にはハイテック・グランプリからそれぞれ参戦している19歳のニュージーランド人ドライバーは、DTMではモンツァでの今季初戦で優勝し、同レースでの最年少優勝記録をマークするなど非凡なところを見せており、マルコ顧問も彼を絶賛する。

「リアムは素晴らしい仕事をしている。彼にはスピードがあり、良いコントロール能力がある。レッドブルは、彼のメンタル面、フィジカル面、そして技術面の強化に役立つことができる。これから2週間、彼はシミュレーターでトレーニングを行なうが、そこでは彼がF1マシンでどのようなパフォーマンスを発揮するかも見ることができる。彼が本当にそこに到達する前にだ」
 

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