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競泳で妨害被害を訴えたオランダ選手は4位に。再レースでも世界記録の中国選手がV!【東京パラ】

THE DIGEST編集部

2021.08.30

圧巻の泳ぎで世界新を叩き出した中国の馬佳。(C)Getty Images

圧巻の泳ぎで世界新を叩き出した中国の馬佳。(C)Getty Images

 東京パラリンピックでレースのやり直しが行なわれた競泳女子50メートル自由形(視覚障がいS11)決勝で、中国の馬佳が再び世界記録29秒20を叩き出し優勝。再レースを求めたオランダのリーセテ・ブラインスマは4位となった。

 8月27日に開催された一度目のレース後、ブラインスマが隣のレーンを泳ぐ李桂芝(中国)の腕がコースロープを挟む形で接触があり大会委員会に訴えた。その抗議が認められ、やり直しの判断が下されたのだ。

 29日に実施された再レース。一度目のレースで世界記録(29秒46)を出した馬が、再び世界記録を叩き出し優勝と、圧巻の強さを見せつけた。2位は李、3位はカロリナ・ペレンドリトゥ(キプロス)が入った。妨害被害を訴えたブラインスマは30秒19で4位と惜しくも表彰台を逃したが、それでも自己ベストでフィニッシュしている。
 
 レース後、「この様な機会を嬉しく思うと同時に、よくやった」と満足げにオランダの日刊紙『Leeuwarder Courant』で話したブラインスマ。メダルは逃すも、「私にとってやり直しは重要で、邪魔されることなく速く泳げた」と喜んだ。

 一方、世界記録で優勝した馬は中国紙『China Daily』で、再レースが決まった際は「ちょっぴり驚いた」とコメントし、「プレッシャーはあまりなく、やり直しのレースでも全力を尽くしただけ」と女王らしさを漂わせた。

 なお日本の石浦智美は30秒85で7位入賞を果たしている。

構成●THE DIGEST編集部

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