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「腕が3回ぶつかった」競泳女子50m自由形で抗議が認められて再レースに!中国選手がオランダ選手を妨害と判定【東京パラ五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.28

リオ大会では2種目で金メダルを獲得した有望株のブラインスマ。彼女のレースが注目を集めている。(C)Getty Images

リオ大会では2種目で金メダルを獲得した有望株のブラインスマ。彼女のレースが注目を集めている。(C)Getty Images

 8月27日に開催された東京パラリンピックの競泳女子50メートル自由形(視覚障がいS11)決勝のやり直しが決定した。同レース4位となったオランダのリーセテ・ブラインスマが、隣のレーンを泳ぎ2位でフィニッシュした中国の李桂芝によって妨害されたとの訴えが大会委員会に認められたのだ。

 オランダ・メディア『Netherlands News Live』によれば、「ブラインスマは、コースロープの上を越えた李の腕が3回ぶつかり、泳ぐ軌道変更を余儀なくされた」という。また、オランダのナショナルコーチを務めるサンダー・ネイハイス氏は、「大きな妨げが起きた際に抗議する決まりとなっている。今回は目に見えてはっきりしていて、最終的に私たちが正しかった」とコメントしている。
 
 この決定により、27日の同レースの記録は全て無効となる。そのため、1位でフィニッシュした馬佳(中国)が叩き出した世界記録(29秒46)幻となった。

 リオ大会では200メートル個人メドレー、400メートル自由形と2冠達成した20歳のブラインスマはどの様な結果を残すだろうか。日本からは石浦智美も出場するレースの再日程は決まり次第、発表される。

構成●THE DIGEST編集部

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