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格闘技・プロレス

裏切りのSHOがバレットクラブ入りで電撃闇堕ち! 勧誘のEVILは「この男が“マーダーマシン”だ」と絶叫

どら増田

2021.09.05

電撃的なバレットクラブ入りをしたSHO(右から二人目)。ジュニア戦線も含めて様々な展開が予想される。(C)新日本プロレス

電撃的なバレットクラブ入りをしたSHO(右から二人目)。ジュニア戦線も含めて様々な展開が予想される。(C)新日本プロレス

 9月4日、新日本プロレスは、メットライフドームで『WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome』を開催。新日本としては約7年ぶりとなる同会場でのビッグイベント。その二連戦初日の第2試合では、YOHとSHOによる“因縁の対決”が実現した。

 ヤングライオン時代から公私ともに仲が良く、凱旋帰国後もロッポンギ3KとしてIWGPジュニアタッグ王座を戴冠するなど、タッグを組んできた両者。だが、8月16日の後楽園ホール大会で行なわれた『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』公式戦で、SHOがYOHに決別のショックアローを見舞い「引退しろ!」と言い放ち分裂していた。

 遺恨を引きずるかたちで実現したヤングライオン時代以来の一騎打ちは、裏切られたYOHがゴングを待たずに奇襲。だが、ラフファイトで応戦したSHOは、今まで見せてこなかったローブローも炸裂。最後はパイプイスで脳天を一撃し、変形の三角絞めでレフェリーストップ勝ちを収めた。

 傍若無人な戦いぶりに騒然とする客席を目にSHOは、「何回も言わせないでくださいよ。引退しろって言ってんだろ!」とまたまた引退勧告。そしてYOHを場外に落とすと、EVIL、高橋裕二郎、ディック東郷のバレットクラブが不適な笑みを浮かべながら登場する。

 そして、EVILからバレットクラブのTシャツを手渡されたSHOはそれを着て、“Too Sweet”サインを披露。これでCHAOSからの正式脱退とバレットクラブ入りが確定した。

 バックステージでもSHOは、「YOHさんよ、負けても悔しさが湧いて来ないとか、なんか言ってたな。お前、今悔しいんじゃないのか? 誰よりもこの俺に負けるのが悔しいんだろう。知ってるぞ。さっさとこのリングから降りて、一生負け犬のように悔しがって生きてろ」とYOHを挑発し続けた。
 
 そしてSHOが喋っている間に裕二郎、東郷を引き連れて登場したEVILは、「オイ、いいか、この男がマーダーマシン・SHOだ」と紹介。そしてこう叫んだ。

「これからよ、マーダーマシンが死体の山を築き上げていってやるからな。そして、俺ら4人がバレットクラブのハウス・オブ・トーチャー(House of torture)だ。全員、拷問の館に引きずり込んでやるよ。まずは鷹木、お前からだよ。よく覚えておけ。よし行くぞ!」

 一方でYOHはよろよろとした足取りでテーブルの前で倒れ込むと、「うああああああああああ……」と絶叫。しばらく沈黙してから「俺に……、時間をください……」と漏らした。

 EVILが発表したバレットクラブ新ユニットに、バレットクラブジュニア勢の石森太二とエル・ファンタズモがいないのは気になるところだ。SHOも最近は無差別級の闘いにも参戦しており、今後の展開が注目される。

◆新日本プロレス◆
『WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome』
2021年9月4日
埼玉・メットライフドーム
観衆 2095人
▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
●YOH(24分41秒 レフェリーストップ)SHO○
※変形三角絞め

文●どら増田
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