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格闘技・プロレス

スターダム勢が新日本マットでファン魅了!ジュリアは「興味を持った人は熱い闘いを見に来てください」とアピール

どら増田

2021.09.06

ジュリア(左)&朱里(右)組が勝利を手にしたスターダムスペシャルマッチ。彼女たちの戦いぶりに新日本のファンも熱狂した。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

ジュリア(左)&朱里(右)組が勝利を手にしたスターダムスペシャルマッチ。彼女たちの戦いぶりに新日本のファンも熱狂した。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 9月5日、新日本プロレスはメットライフドームで『WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome』2日目を開催。第0試合では前日に引き続き、「スターダムスペシャルマッチ」として、新日本と同じくブシロード傘下にある女子プロレス団体「スターダム」が提供する一戦が行なわれた。

 2日目はゴッデス・オブ・スターダム王者チームであるドンナ・デル・モンドの“アルダ・リヴェロ・カバリアン”(アリカバ)ジュリア&朱里に、初日に舞華&レディ・Cから白星を飾ったクイーンズ・クエストの渡辺桃&上谷沙弥が対戦した。

 互いに一歩も譲らない攻防戦を繰り広げた一戦は、ジュリアと桃が激しいエルボー合戦を見せるなど、スターダムらしい肉弾戦の様相を呈していく。これは普段と変わらない光景ではあるが、刺激を受けた新日本のファンからは大きな拍手が贈られた。

 試合を決めたのは、王者チームだった。ジュリアがノーザンライトボムを決めて桃を排除すると、上谷に渾身のキックを炸裂させた朱里が白虎でギブアップを奪った。試合後、ジュリアはカメラに向かって「新日本プロレスファンの皆さんスターダムで待ってるよ」とアピール。新規ファン獲得に向け、しっかりと爪痕を残してバックステージへと去った。
 
 バックステージでジュリアと朱里は「あー、熱かった~!新日本プロレスの西武ドーム!サイコーだったね!」と絶叫。そして昨年と今年の東京ドーム大会にも出場しているジュリアが「やっぱデカい会場は最高に気持ちいい!」と笑顔を浮かべた。

 続けて朱里は「本当に新日本プロレスのスタッフ、関係者の皆さん、本当にこういう場を設けていただき、本当にありがとうございます! スターダムを知らない人にたくさん見ていただいて、興味を持っていただいて、スターダムも新日本プロレスみたいにもっともっと注目されるように頑張りたいと思っているので、本当にこういう場をいただけてうれしいです」と感謝。一方のジュリアは、お馴染みの「ジュリアのことが好きで好きでたまらない諸君、ごきげんよう」とメッセージを送った。

「ということで、改めまして私たち、“Alto livell KABALIWAN(アルト・リヴェッロ・カバリワン)”。“アリカバ”で覚えてくだいね! 私と朱里で、“アリカバ”というタッグチームを組んでおります。スターダム、まだまだ熱い試合やってますんで、止まらないんで、ぜひ! ちょっとでも興味持った人は見に来てください、スターダムに」

 この2日間に向け、スターダム関係者は「今回は普段と変わらない試合を提供する」と話していたが、2試合はいずれもファンから好評を得ている。新日本のビッグマッチには欠かせない存在になる日も遠くないはずだ。

 ファンの「次は本編で見たい」という声も大きい。加えてスターダムでは内藤哲也のグッズを身につけたファンを多く見られるようになった。相乗効果は間違いなく生まれている。

◆新日本プロレス◆
『WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome』
2021年9月5日
埼玉・メットライフドーム
観衆 2780人
▼スターダムスペシャルマッチ(20分1本勝負)
ジュリア&○朱里(11分31秒 白虎)渡辺桃&上谷沙弥●

文●どら増田

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