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バレーボール

【男子バレー】「終始厳しい戦いだった」アジア王者を逃した日本の決勝戦を海外メディアが総括。個人賞には石川と宮浦が選出!

THE DIGEST編集部

2021.09.20

キャプテンとしてもプレーでも日本チームを牽引した石川は、決勝では14得点をマークした。(C)Getty Images

キャプテンとしてもプレーでも日本チームを牽引した石川は、決勝では14得点をマークした。(C)Getty Images

 バレーボール男子日本代表は、9月12~19日に千葉ポートアリーナにて開催されたアジア選手権に出場。最終日の決勝では、前回王者のイランと激突するも、セットカウント0-3(25-27、22-25、29-31)のストレートで敗れ、2大会ぶりの10度目のアジアタイトルを逃した。

【画像】JVAが公開したイランに挑む龍神NIPPONの様子をチェック!

 1か月前の五輪1次リーグでは、フルセットの末に勝利を収めた相手に、立ち上がりから強烈なサーブで苦しめられた。一時5点を追いかける展開も、主将の石川祐希や22歳の宮浦健人の連続得点で勢いを取り戻しデュースに持ち込んだが、結局1セット目を落とした。

 第2セットは18-16で日本がリードするも3連続失点で流れを奪われ22-25。龍神NIPPNにとって後がなくなった第3セット。両チームともに激しい攻防の末にデュースに持ち込んだが、最後はビデオレフェリーで日本のネットタッチが下され黒星となった。

 この試合の模様を国際バレーボール連盟(FIVB)の公式専門メディア『VOLLEYBALL WORLD』は、「イランが日本をスウィープした」と銘打ち以下のように伝えている。
 
「イランと日本の攻防は激しく、終始厳しい戦いだった」と綴る同メディアは、「スパイクポイントは56-45で日本はイランを上回ったが、ブロックは2-9、サービスエースは2-6、さらにブレイクはたった16点だった」と総評し、決定力の高いイランを称えた。

 特に45分にも及ぶ大激闘を見せた最終セットについては「2回目のテクニカルタイムアウトは開催国が1点リードしていたが、休憩明けにザベル・カゼミが強力なスパイクでリードを奪い取った」と振り返った一方、「イランのセッター、ジャバド・カリミスチェルマエイの対角に入ったラン・タカハシが日本を攻撃で率いた」と報じている。

 悔しくも準優勝で終わった龍神NIPPONだが、上位2チームに入ったため来年ロシアで行なわれる世界選手権の出場権を獲得。個人賞では、ベストアウトサイドスパイカー賞に石川、ベストオポジット賞には宮浦が選出された。また大会最優秀選手賞(MVP)はイランのカゼミがを受賞している。

構成●THE DIGEST編集部

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