国際バレーボール連盟(FIVB)が事実上、移籍にゴーサインを出したようだ。
今年2月に発覚し、韓国バレーボール界を揺るがした悪質いじめ騒動。渦中の元韓国女子バレーボール代表、イ・ジェヨン&ダヨンの双子姉妹に朗報が届いた。ギリシャのメディア『FOS』は労働ビザなど姉妹の移籍に関する条件がすべて揃ったとし、ギリシャの強豪PAOKに早ければ現地9月21日にも合流するだろうと伝えた。報道が正しければ、姉妹はすでに韓国を出国した可能性もある。
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今回の移籍については、韓国バレーボール協会が大きな障壁となっていた。興国生命ピンクスパダースとの契約が切れ、フリートランスファーの身だった両選手ながら、韓国から海外クラブに入団する場合は同協会発効の国際移籍証明書が必要となる。だが同協会は「国内でトラブルを抱え、かつ事態が解決していない状況での海外移籍は認められない」と内規に即した態度を固辞。PAOKと姉妹はすでに契約書にサインをしていたが、およそ2か月近くも押し問答が続いていた。
ところが、姉妹が契約するトルコのエージェンシー『CAAN』が動きを活発化させる。バレーボール専門の弁護士らとともにFIVBに直訴し、ついに「双子姉妹の処罰は韓国国内に限定される」との有権解釈を引き出した。FIVBの特例処置により、FIVBが国際移籍証明書を発効する運びとなったのだ。
『FOS』によると姉妹の年俸はそれぞれ4万ユーロ(約500万円)で、興国生命在籍時のそれと比べると10分の1程度にまで下落したとされる。ともに韓国代表でジェヨンはアタッカーとして、ダヨンはセッターとしてレギュラーを張っていた。「スター選手を破格の安さで雇えるのだ。PAOKが移籍成立を急いだのも理解できる」と同メディアは報じている。
とはいえ、なんら声明を発表することなく出国したとなれば、韓国世論はふたたびバッシングを激化させるだろう。韓国の全国スポーツ紙『スポーツソウル』日本語版によると、人間性回復運動推進協議会という市民団体が、姉妹に謝罪と和解を求める声明文を発表したという。
今年2月に発覚し、韓国バレーボール界を揺るがした悪質いじめ騒動。渦中の元韓国女子バレーボール代表、イ・ジェヨン&ダヨンの双子姉妹に朗報が届いた。ギリシャのメディア『FOS』は労働ビザなど姉妹の移籍に関する条件がすべて揃ったとし、ギリシャの強豪PAOKに早ければ現地9月21日にも合流するだろうと伝えた。報道が正しければ、姉妹はすでに韓国を出国した可能性もある。
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今回の移籍については、韓国バレーボール協会が大きな障壁となっていた。興国生命ピンクスパダースとの契約が切れ、フリートランスファーの身だった両選手ながら、韓国から海外クラブに入団する場合は同協会発効の国際移籍証明書が必要となる。だが同協会は「国内でトラブルを抱え、かつ事態が解決していない状況での海外移籍は認められない」と内規に即した態度を固辞。PAOKと姉妹はすでに契約書にサインをしていたが、およそ2か月近くも押し問答が続いていた。
ところが、姉妹が契約するトルコのエージェンシー『CAAN』が動きを活発化させる。バレーボール専門の弁護士らとともにFIVBに直訴し、ついに「双子姉妹の処罰は韓国国内に限定される」との有権解釈を引き出した。FIVBの特例処置により、FIVBが国際移籍証明書を発効する運びとなったのだ。
『FOS』によると姉妹の年俸はそれぞれ4万ユーロ(約500万円)で、興国生命在籍時のそれと比べると10分の1程度にまで下落したとされる。ともに韓国代表でジェヨンはアタッカーとして、ダヨンはセッターとしてレギュラーを張っていた。「スター選手を破格の安さで雇えるのだ。PAOKが移籍成立を急いだのも理解できる」と同メディアは報じている。
とはいえ、なんら声明を発表することなく出国したとなれば、韓国世論はふたたびバッシングを激化させるだろう。韓国の全国スポーツ紙『スポーツソウル』日本語版によると、人間性回復運動推進協議会という市民団体が、姉妹に謝罪と和解を求める声明文を発表したという。