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食と体調管理

平野美宇が東京五輪で「卓球への理解が深まった」という毎日欠かさず行なったこと

保坂明美

2021.10.01

幼いころからの夢だった舞台に立ち、力を出し切った。しかし、まだ21歳。プレーも肉体も、そして精神も、進化はこれから。写真:徳原隆元

幼いころからの夢だった舞台に立ち、力を出し切った。しかし、まだ21歳。プレーも肉体も、そして精神も、進化はこれから。写真:徳原隆元

プロアスリートへのインタビューを通し、明日への一歩を応援する「Do My Best, Go!」。第11回は、東京オリンピックにて卓球女子団体の銀メダルを獲得した平野美宇。代表選考時のプレッシャーや、それを経て臨んだ大舞台に立ち、メダリストとなった時の心境。そして卓球界に対する思いなど、食生活やコンディショニングも含めて話を聞いた。 

  ◆   ◆   ◆

――東京五輪、銀メダルおめでとうございます。リオ五輪(2016年)の同行で五輪に行った経験はありましたが、実際選手として出場されていかがでしたか? 
 
「リオでは観客席から見ていた舞台に自分が立つことができてとてもうれしかったです。初めてプレーさせてもらい、そこにいられるだけで感謝の気持ちでいっぱいでした」 

――代表選考では女子シングルスで石川佳純選手と最後の1枠をかけて争ったと思いますが、その時の心境や、そこから本番に向けてどのように切り替え、心や体を整えていったのでしょうか? 

「代表選考はとても大変で、本当にこんなにきついことはあるのかなっていうくらい苦しい時もありました。今回はその苦しかった経験を生かしてあまり思い詰めずに戦えたので、そこが良かったと思いますし、代表選考のつらさが、ここでやっと生きたと思いました」
 
――本番でそれほど気負わずにできたということでしょうか? 

「そうですね、選考試合で私としてはもっと普段通りにやれば良かったという反省があっり、今回はオリンピックだからといってあんまり気負い過ぎずにできました。また、そこで一緒に戦った石川さんとダブルスを組めたからこそお互い信頼して戦えたので、今となってはいい経験だったと思います」 

――チームとしては4つのメダルを獲得し、女子団体では銀メダルということで、全体的にオリンピックを振り返ってみていかがでしたか? 
 
「団体は金メダルを目指していたので、チームとしては悔しい部分はあると思いますが、個人としては良い時の自分の力が出せたかなと思います。また選手一人ひとりも自分のプレーを出し切れて、みんないい顔で終われたので、今となってはやり切ったんじゃないかなと思っています」 

――表彰台に上がった瞬間っていうのはどういう思いがこみ上げてきたのでしょうか? 

「5年前は観客席から見ていてとても羨ましく思ったので、そこの舞台に立てるっていうだけでもすごく幸せでしたし、頑張ってきて良かったなってすごく思いました」 

「身体が一番大事」。「きのことパスタの組み合わせが好きです」。未公開インタビュー公開中!

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