格闘技・プロレス

「やめるか? そんなわけない」剛腕ワイルダーがフューリー戦の“敗因”となったド派手コスチュームの着用続行を宣言!

THE DIGEST編集部

2021.10.02

昨春にワイルダーが見せたコスチューム。その重厚なデザインは小さくない反響を呼んだが、見た目以上にダメージが大きく…。(C)Getty Images

「フューリーは俺を全く傷つけちゃいないよ。単純な事実として、俺の着ていたコスチュームがあまりに重すぎたってことだ」

 これは、昨年2月にラスベガスでタイソン・フューリー(英国)とのWBC世界ヘビー級マッチで敗れたデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)のコメントだ。
【動画】敗北に繋がったのにかっこよすぎる…。物議を醸したワイルダーの入場シーン

 7回途中にセコンドからタオルが投げ込まれる屈辱的な敗戦を喫したハードパンチャーは、その敗因に入場時に身にまとった40ポンド(約18キロ)の黒い甲冑による身体的負担を理由に挙げた。ワイルダーは、「あの姿でリングまで歩き、階段を登った。まるで本当のトレーニングのようだった。3ラウンドが終わるころには、俺の足はないような感じになっていた」とも語った。

 完敗と言っても過言ではない試合内容も相まって、このコメントにはファンや識者の間で「負け惜しみだ」「わざわざ重い枷を背負うなんて」といった意見が殺到。小さくない物議を醸したのだが、ワイルダーはふたたび特殊なコスチュームを着る準備を整えているようだ。
 
 来る10月9日にフューリーとの"因縁の第3戦"に挑むワイルダーは、米専門メディア『Boxing Scene』の取材で、「チャンピオンになってから俺よりもかっこいいコスチュームや格好をして入場したやつはいないだろ? だから俺はそれを続けるつもりだよ」と堂々と言い放った。

「やめるか? そんなわけないだろ。知っての通り、続けるよ。きっと今回も特別なものになる。俺たちの種族を代表するようなものにね。それを楽しみにしててほしい」

 はたして、ワイルダーは、宿敵の前にいかなる格好で登場するのか。文字通りの大一番に向け、「俺はあいつをぶちのめしたいだけだ」と語る剛腕から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】"世紀の再戦"決着の瞬間! ラスベガスが熱狂したフューリーがワイルダーを打ちのめしたシーン
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