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「国民の怒りは収まらない!」悪質いじめ騒動の双子姉妹が韓国協会に“告訴”をちらつかせていた新事実が発覚!

THE DIGEST編集部

2021.10.02

謝罪と和解よりも国外でのキャリア継続を選んだ姉妹。左が姉のジェヨンで、右が妹のダヨンだ。(C)AFLO

謝罪と和解よりも国外でのキャリア継続を選んだ姉妹。左が姉のジェヨンで、右が妹のダヨンだ。(C)AFLO

 韓国中を席巻している一大騒動に、また新たな事実が発覚した。

 今年2月の告発に端を発し、韓国バレーボール界を揺るがしたスキャンダルだ。当時韓国女子バレーボール代表で、国民的アイドルとも謳われたイ・ジェヨン&ダヨンの双子姉妹が、中学時代に犯した同級生たちへの悪質ないじめ行為を暴露された。一度はSNS上で謝罪するも、あまりにも内容が劣悪だったため、大バッシングを浴びる。
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 所属する興国生命ピンクスパイダーズから「無期限の出場停止処分」を食らい、韓国バレーボール連盟からは「代表チームからの追放処分」を言い渡された。夢見ていた東京五輪への出場が露と消えた瞬間だ。

 その後に謝罪文の掲載を取り下げると、テレビ番組で被害者たちの告発内容に正しくない箇所があると、姉妹はまさかの法的手段に打って出た。被害者たちが警察の事情聴取を受ける事態に世論は再び怒りを爆発させ、姉妹への反感は増すばかりだった。

 そして6月末に興国生命は姉妹との契約延長を断念し、ふたりは移籍金ゼロで新天地を求められるフリーの身となった。国内クラブに総スカンを受けるなか、獲得に名乗りを上げたのが、ギリシャのPAOKだった。興国生命は姉妹に合わせて1億円近くを支払っていたが、およそその10分の1である約1000万円での契約に漕ぎつけたのである。戦力補強の点で考えれば、願ってもない費用対効果だ。
 
 だが、ギリシャ当局から労働ビザが下りないため、移籍交渉は頓挫する。韓国から海外のクラブへ移籍する際は、韓国協会が発効する国際移籍同意書(ITC)が必要となるからだ。これを同協会が「国内で校内暴力問題のトラブルを抱え、被害者への正式な謝罪もなく、和解に至っていない両選手の海外移籍は容認できない」と断固拒否。キャリア継続の危機に立たされた。

 追い詰められた姉妹とPAOKは奥の手を打つ。トルコのスポーツ専門エージェンシーと結託して国際バレーボール連盟に直談判すると、「韓国協会による懲罰は韓国国内にのみ有効」との解釈を引き出すことに成功。同連盟は韓国協会にITCの発行を要請し、期限を韓国時間の9月29日午後7時に設定した。しかしタイムリミットを迎えても応答はなく、特例として国際連盟がITCを発行する決着を見たのだ。
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