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モータースポーツ

レッドブルが“幻のデザイン車”を披露! フェルスタッペンらがホンダへの思いを語る「日本でレースがないのが悲しい」

THE DIGEST編集部

2021.10.08

ハミルトンと熾烈な覇権争いを展開しているフェルスタッペン。トルコGPでは日本GP仕様の特別カラーで走行する。(C)Getty Images

ハミルトンと熾烈な覇権争いを展開しているフェルスタッペン。トルコGPでは日本GP仕様の特別カラーで走行する。(C)Getty Images

 F1は今週末から第16戦トルコ・グランプリが開幕するが、当初の予定では日本GPが2年ぶりに開催されるはずだった。しかしコロナ禍の影響により、海外関係者の入国が確実とならなかったことで、残念ながら中止が決定している。

【動画】日本語で「ありがとう」。“ホンダF1初優勝マシン”を模した特別カラーをチェック

 これに日本のレースファンは大いに失望を味わうことになったが、それはホンダも同様だ。2015年からの第4期F1活動を今季限りで終えると発表している日本のパワーユニットサプライヤーにとって、母国で有終の美を飾る機会を奪われてしまったのである。

 そんなホンダは今週末のトルコGPで、レッドブルのマシンに白をメインとしたカラーリングを施すと明らかにした。これは1965年メキシコGPでリッチー・ギンサーのドライブによってF1初勝利を飾った車「RA272」と同様の特別カラーで、側面には日本語で「ありがとう」と記されている。
 
 日本GPの中止を受け、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターも「プロジェクトの最終年に、母国であり我々のホームサーキットでもある鈴鹿でレースができないことを本当に残念に思っています」と語るが、チャンピオンシップ争いの上で絶対に落とせないこともあり、特別なマシンを走らせるイスタンブールのレースへは「今週末も全力で挑みます」と意気込みを示す。

 一方、レッドブルの公式サイトの中で「特別なカラーリングでなくても、ホンダのためにレースをすることは常に特別な気分。日本GPが行なわれないのは残念だけど、代わりにトルコで何かをできるというのはクールなことだよ」と前向きな姿勢を示しているのは、マックス・フェルスタッペンだ。

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)と熾烈な覇権争いを展開している24歳は、さらに「違うビジュアルの車を走らせるのは本当に特別なことであり、とても楽しみにしている」と今週末への期待をコメント。その後も「ホンダとの最も幸せな思い出は、もちろん勝利であり、特に最初の勝利(2019年オーストリアGP)は、とても感動的だった」と続け、ホンダとの思い出を次のように振り返っている。
 
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