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ラグビー

「良いプランであることは証明された」ラグビーNZ代表監督が自国選手の日本参戦に一定の評価「成長できる部分がある」

THE DIGEST編集部

2021.10.11

今季、サントリーに加入するダミアン・マッケンジー。オールブラックスの主力として活躍している。 (C) Getty Images

今季、サントリーに加入するダミアン・マッケンジー。オールブラックスの主力として活躍している。 (C) Getty Images

 ラグビーニュージーランド代表“オールブラックス”の指揮官が、近年相次ぐ自国選手の日本のリーグへの参戦について持論を展開した。
 
 イアン・フォスターHCは地元メディア『Stuff』の取材に応じ、下記のように日本行きへの率直な感想を語った。
 
「理想的ではないし、我々のプランAでもない。プランAはずっとここに置いておくことだ。しかし、永遠に(ヨーロッパに)失ってしまうことに比べれば、より良いプランBであることは証明されたと言える」
 
 代表招集の観点から、あくまで最善は国内でプレーすることだとした指揮官。それでも評価している部分もあるようで、昨シーズンにサントリーでプレーしたボーデン・バレットを例に挙げ、以下のように日本の良さを挙げた。
 
「彼は日本に行って、自分のゲームに集中した。パスのスピードなど、いくつか成長し続けられる部分がある。彼のゲーム感覚は進化しており、我々にはそれが必要である」
 
 また、2年間、神戸製鋼でプレーしたブロディ・レタリックについても「肉体的、精神的にリフレッシュできたのでは」と指摘。新たな国で家族との時間を持つことができるという環境も評価した。
 
 昨季のバレットらに続いて、今季もNZからダミアン・マッケンジー(サントリー)、パトリック・トゥイプロトゥ(トヨタ自動車)などが来日する。代表首脳陣の理解が深まり、現役代表クラスの選手が継続的に参戦するようになれば、日本ラグビーのさらなる発展につながるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
 

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