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「地獄の苦しみを味わっている」ツール・ド・フランスで史上最悪の事故を誘発した女性が実刑回避か。賠償金求める声も

THE DIGEST編集部

2021.10.15

世界の頂点を決めるツール・ド・フランスで今年、観客の行動により大規模なクラッシュが起きていた。(C)Getty Images

世界の頂点を決めるツール・ド・フランスで今年、観客の行動により大規模なクラッシュが起きていた。(C)Getty Images

 今年6~7月に行なわれた世界最高峰の自転車ロードレース『ツール・ド・フランス』で、大規模な集団落車を誘発し起訴された観客のフランス人の女性が、実刑を免れる見通しとなった。『FOX SPORTS』が報じている。

 事の発端は6月26日の開幕初日の第1ステージだ。フランス語とドイツ語で「頑張れ!おばあちゃん、おじいちゃん!」と書かれたプラカードを手にした女性が、テレビカメラに映ろうとするあまり、道路にはみ出すようにプラカードを掲げた。沿道側を走行していたトニー・マルティン(ドイツ)は、このプラカードを避けきれず衝突。後続の選手も次々と巻き込まれたのだ。

 クラッシュ直後に女性は現場から逃走するも、4日後の30日には警察に自ら出頭。「史上最悪のクラッシュ」とインターネット上で揶揄され、世界中のファンや関係者を怒らせた彼女は「自分の愚かさ恥じる」と供述し、「どれほど危険な行為か」を認識していたようだ。

 フランスの法律に基づき、人命を危険にさらした罪と過失傷害罪の容疑で、最高で15000ユーロ(約200万円)の罰金と禁錮1年が言い渡される可能性があったが、反省の態度から、検察は執行猶予付き禁錮4か月を求刑した。

 弁護士ジュリアン・ブラドメッツ氏は「ここ何年も彼女はナイーブな状態だった。この脆弱な神経は10倍に増し、彼女は地獄の苦しみを味わっている」と話す。
 
 大会ディレクターを務めるクリスティアン・プリュドム氏は、「彼女は愚かな行為をしたけど、テロリストではない。ツアーに来た時は選手に注意を払い、テレビに映ることを考えないで欲しい」と和解の姿勢を示している。

 一方、スイスに拠点を置く国際自転車連合(CPA)ジャンニ・ブーニョ会長は、危険なファンの行為に賠償金を求めている。

「ライダーは身体的、道徳的、経済的にダメージを負っている。選手は最大のツアーのために数か月かけて準備している。家族やスタッフ、チームのハードトレーニングが一瞬で砕け散ることは受け入れられない」

 史上最悪のクラッシュと言われる同事例は、どの様な結末を迎えるだろうか。判決は12月9日に言い渡される。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】史上最悪のクラッシュ…道路にはみ出したフランス人女性のプラカードに選手が激突
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