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「絶対に世界体操に出るんだ!」コロナ隔離で五輪を終えた米選手が“日本でのリベンジ”に意気込み!「国際舞台でメダルを」

THE DIGEST編集部

2021.10.18

世界体操米国代表のリアン・ウォン。隔離で東京五輪を過ごすという悔しい経験をした。 (C) Getty Images

世界体操米国代表のリアン・ウォン。隔離で東京五輪を過ごすという悔しい経験をした。 (C) Getty Images

 10月18日から北九州市立総合体育館で行なわれる「世界体操2021」。その舞台に、並々ならぬ決意で臨む選手がいる。
 
 アメリカ合衆国代表のリアン・ウォンは補欠選手として東京五輪代表に選ばれた18歳。ところが、同部屋の選手が新型コロナウイルス陽性判定を受け、自身も隔離を余儀なくされてしまう。11日間の隔離の後、東京の舞台に立つことなく、そのまま帰国の途に就いた。

 隔離期間の心境について、国際体操連盟の公式HPで明かしたウォン。「自分の経験に本当にがっかりしていた。もっと練習して、国外での試合を実際に経験したいと思っていた」と、当時の落胆を振り返った。
 
 一方、その間にホテルで今大会への参加を決めたという。「エリートとしてのキャリアを止めるつもりはなかった。隔離されている間に、『絶対に世界体操に出るんだ』という決意が固まった」。悔しさを糧に挑戦を決めたようだ。
 
 ウォンにとっては、初めての世界の舞台となる今回の世界体操。「国際舞台でこれまでの練習の成果を皆さんにお見せし、メダルを獲得して帰ってきたい。そうなることが、私にとって大きな成功となる」と、表彰台に意欲を見せた。
 
 悔しい経験からおよそ3か月。東京と北九州という違いはあるとはいえ、日本でのリベンジを果たすことはできるのか。思いを乗せたウォンの演技に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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